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風の時代とオートバイ

グレートコンジャンクション

「風の時代」というのを聞いたことがあるだろうか。

 

西洋占星術の話らしい。

 

ググると解説した記事がたくさん出てくるので興味のある方は調べてみて欲しい。とりあえず一番目に表示された記事から引用する。

 

MY ORGANIC WAY
vol.085 新しい時代「風の時代」のスタートとは。
200年に一度の転換期と言われる背景と土の時代の違いは

https://www.villalodola.jp/magazine/column-085/

2021年は、西洋占星術では「風の時代」の始まりの年と言われます。西洋占星術では、約20年に1度起きる木星と土星の大接近を「グレートコンジャンクション」といい、時代の節目となります。そして、この時代は約200年ごとに、エレメントを変えるという特徴があり、この世を構成する元素で定義されています。

その元素は「火」・「土」・「風」・「水」の4種類。12星座を4つに分けたエレメントのことを指しています。
4つのエレメントはそれぞれ以下の星座で成り立っています。

【火の星座】牡羊座 ・獅子座・射手座
【水の星座】蟹座・蠍座・魚座
【土の星座】牡牛座 ・乙女座・山羊座
【風の星座】双子座・天秤座・水瓶座

これまでの約200年は、土の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)でグレートコンジャンクションは起こっていました。それが、2020年12月22日のグレートコンジャンクションは、水瓶座で起き、次の200年間はずっと風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)で続くことをとらえて、「風の時代」の始まりとされるのです。

 

大体、こんなことらしい。

 

なんとなく時代が大きく転換している気配は感じる。占いを、信じる、信じないはあるだろうが、今回のコロナ禍でいろんなことが変わったのは紛れもない事実。人間の住む地球は人間が支配しているように思えても、別の見えない大きな力が地球を、そして宇宙までも動かしている、ということができるのだろう。

 

じゃ、今までの「土の時代」とはどんな時代だったのだろうか? 先ほどの続きだ。


「土の時代」は物質や財を重視した時代

 「土の時代」の始まりは今から220年前頃。火の時代から土の時代へと変わった18世紀末の転換期には、産業革命が起こりました。武力が支配していた時代が終わり、経済力そのものが世を動かす資本主義の時代へと移ったのです。
具体的には、固定概念、不動産、終身雇用、生命保険、かたちあるものを重んじる、物質主義。目に見える資産形成に価値が置かれていた時代。
今までの実績を信用し、組織の伝統を大切にする、我慢や根性が大切とされてきた時代です。産業革命から始まり、それが行き着いたところが現代の大量生産・大量消費の世界なのです。


そう言われてみればそうだ。そんな時代だった。ただ、去年から時代が変わったというけれど、今でもそれらに価値があるという人々の意識は顕在だ。人間、そんなに簡単に意識がコロッと変わるわけではない。また、すぐに価値観の転換を図れる人もいれば、なかなか受け入れられない人もいる。例えば江戸時代が終わって明治維新が起きたとき、結構ドラスティックに社会が変わった。でも、武士として最後まで抵抗した人たちもいた。たぶん、こんな感じでアフターコロナの社会はやってくるんだろうな。新しい風を受け入れられる人とそうでない人。

 

では、「風の時代」は、どのような価値観の社会に変わっていくのだろうか?


「風の時代」の価値観とは?

風の時代は、ものに縛られない生き方や型にはまらない価値観を表します。端的に言うと、「自由」で「多様性」に富んだ、フレキシブルな世の中がやってくるということ。
「持つ時代から“持たない”自由を楽しむ時代に」
住まいを持たないアドレスフリーという言葉も昨年ごろから耳にするようになり、ものを持つ時代から、場所にとらわれない住まい方、働き方が増えてきました。
「がんばるのはもう終わり! 自分らしさを加速させよう」
自分のことを大切に、人と違うことをする勇気と思い切りのよさがポイントに。
恋愛でもLGBTQという言葉が当たり前になってきたように、結婚や恋愛も自由に、自分らしくなってきました。結婚という形式、夫婦別姓、同性婚など大きく変わる可能性があります。

 

風の時代のキーワードは次のような言葉が並ぶ。


情報・変化・統合・調和・共有・革新・個人・ボーダーレス・平等・心の喜び

 

つまり個人個人の価値観で自由に生きる(ことができる)時代みたいだ。

 

 

 

*  *  *

 

令和のバイクブーム

 

最近、オートバイが売れて売れまくっているみたいだ。

 

 

 

Twitterのタイムラインに、こんなツイートが流れてきた。馴染みの「バイク屋」の店長も品薄で売り物がないと困っていたし。

 

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売りに出していたSRは、新車以上の価格で売れちゃったからビックリ ( ゚Д゚)!!!!

 

1980年代に凄まじい「バイクブーム」があった。ただ、あの頃のオートバイは暴走族にローリング族などあまりいいイメージではなかった。若者の不満を晴らすための道具のように思われていた(実際そうだったかも・・・)。

 

それでも、メーカーは様々なラインナップを揃え、高性能を謳い、魅力的なオートバイを世に送り出した。

 

しかし・・・若者はいつしか大人になり、「バイク熱」が冷め、家族ができるとミニバンに乗り換えていった。そして二輪の販売台数は当時の10分の1まで激減した。

 

あれから随分と月日が流れた。

 

少し前から「リターンライダー」と呼ばれる中高年のライダーが増えはじめた。あの80年代のバイクブームを経験した「当時の若者」が、再びオートバイに戻ってきたのだ。

 

自分も30代の10年間はオートバイから遠ざかっていた。ちょうど子育ての時期だったし、仕事も忙しかったのもある。それでも40代になると再びバイク虫が騒ぎ出し、ヤフオクで安いホンダの250のオートバイを買ったら最後、もう火がついちゃって。今に至るわけだ。

 

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しかし、リターンライダーが戻ってきたところでたかが知れている。最近は若い人や女性ライダーも増えてきた。なぜ突然「バイクブーム」が降って湧いてきたんだろう。

 

「コロナで感染の危険性が少なく通勤に便利なバイクが見直された」なんて理由が語られているけど、そんなことでみんなオートバイに乗りたがるのだろうか?

 

もしかして・・・「風の時代」がそうさせているのか!? 

 

 

*  *  *

 

風の時代とオートバイ

オートバイは、風を連想させる。

 

確かに風を全身に受けながら髪やシャツをはためかせ走っていく。そんな姿を想像する人が多いのではないだろうか。

 

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その姿にどんな想いを重ねるだろう?

 

オートバイは自由になるためパスポートを与えてくれる乗り物だと思っている。風を感じ、季節を感じ、ただ走ることが気持ちいいだけの非日常の世界。自分はオートバイに乗りはじめてからかれこれ40年近くなる。が、今でも新鮮な感動を与えてくれる。2年前に行った北海道へのツーリングは、土砂降りの雨の中を走ったり、予定が狂ってキャンプ場を探してウロウロしたりした辛い部分も含めて、全てが特別な時間だった。

 

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物質的な豊かさを享受した先に行き着くのは「特別な体験」だと思っている。あえて不便で不安定な予測不能な環境に身を置くことによって自分自身の感覚を研ぎ澄まし、また解放する。よって心が充足することがある。

 

オートバイは、クルマのようにオートマティックな操作で、音楽を聴いたり、隣に誰か乗せて会話を楽しんだりすることはできない(最近は、できるようになってきたけど・・・)。本来、ひとりでストイックに楽しむ乗り物だ。そして乗りこなす喜びがある。

 

オートバイに乗ったことのない人が、はじめてオートバイに触れたとき、そして跨がり動かしたとき、その感動は人生の中で特別な体験だと思う。生身で感じるスピードに驚き、異次元な加速に恐れ、そしてアドレナリンが脳を駆け回る。

 

風の時代のキーワード「心の喜び」

 

このキーワードにぴったり当てはまる。オートバイに時代の風が吹いている。それが「令和のバイクブーム」を呼び起こしているという説明はどうだろう?

 

自由に、どこへでも連れていってくれる相棒。そんなオートバイの魅力に気づく人が増えてきた。そして昔のような「不良」の乗り物というスティグマが払拭されたのかも知れない。そういえば売れているオートバイも変わってきた。SRやGB350のようなシンプルなスタイルのネオクラシックと呼ばれるオートバイが売れている。またはハンターカブやセローのようなアウトドアが似合う車種とか(SRもセローも生産中止なのは悲しい)。それをほぼノーマルで乗る。

 

リターンライダーはどちらかというとコテコテにカスタムしたオートバイに乗っているので見分けがつく(笑)

 

どちらにしても単にブームに終わらずに、文化としてオートバイが根付いて欲しいと願う。(二輪は高速道路半額に!バイカーズ議連がんばって!)

 

間違っても、峠道をぶっ飛ばしたり、爆音まき散らしたりだけはしないでね。自戒を込めて(爆)

 

 

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