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【SR400のオーナーとは】その拘りの強さとコミュニティの絆が深い。そして降りるときの後ろめたさ

 

1978年。ヤマハ発動機がSRという製品を世に送り出して40年。

 

異例のロングセラーとして売れ続けたオートバイ。

 

2021年に度重なる環境規制をクリアできず、その歴史に幕を下ろす。累計販売台数は13万台を超えるという。

 

2000年からの販売台数を見てみると、多いときは年間3000台以上売れていた。近年でもコンスタントに1000台近くは売れていたみたいだ。そして、生産中止がアナウンスされた2020年に、また急激に台数を伸ばし、2021年ファイナルエディションの6000台はあっという間に完売した。

 

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SR400 Final Edition Limited 1000台限定はすぐに完売した。


オートバイが売れなくなって久しいなかで、40年前に発売された古い基本設計のオートバイがこれだけのセールスを記録したことは快挙と言っても差し支えないんじゃないの?

 

それだけ、SRというのは、日本のバイク界にとって希有な存在だ。古くからのバイク乗りも、そして最近免許を取った新米ライダーからも愛されているんだろう。

 

 

 

*  *  *

 


約4年間、SR400に乗ってきて思ったのは、SRのオーナーというのは、SRに対して拘りが強く、かつ、オーナー同士の絆が深いことだ。いままで様々なオートバイに乗ってきたけど、単一車種でこれだけ頻繁にオーナーズ・ミーティングが開催されているのもめずらしいと思うし、オーナー同士の連帯感が半端ない。

 

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たぶん。今どき空冷単気筒で、ナンバーステーが折れるほど振動が激しく、始動はキックオンリーという不便極まりない乗り物を選んで敢えて乗ってるという拘りとその体感を共有しているから仲間意識が強烈に湧くんだろうな。

 

SR専門のカスタムショップには、週末、大勢のSRが集まってくるし、カスタムパーツも豊富だ。自分だけのオリジナルSRを作り上げることもできる。

 

SNSでも頻繁にSRの投稿がアップされ、それに対してたくさんのリアクションがあるのも目にする。自分もこのブログを通してSRのオーナーと知り合うことができた。

 

ゆえに、そのSRを手放して乗り換えるには、少し罪悪感があるというか、後ろめたいものも感じる。裏切り行為というか・・・(人;´Д`)

 

ボンネビルT120を契約し、ほんの数日前までは、SRと2台持ちする気持ちを固めていた。が、現実問題として、前回の記事のように車検のあるオートバイ2台を維持するコストはバカにならないし(3年後には2台いっぺんに車検だし・・・)、晴れた週末にしか乗れないことを冷静に考えれば、SRを手放すことが合理的な選択だった。

 

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SRは乗ってもイジっても楽しいオートバイだった。パワーがなかったり、キックスタートの面倒くささのようなネガな部分も含めて、自分にとって新しいオートバイの楽しみ方を教えてくれた。新車で買うとき、10年は乗るつもりで買ったという気持ちは嘘ではない。

 

が・・・

 

一度大型のオートバイを所有し、その体感が染みこんでいる自分にとって、400cc単気筒のオートバイにどこか物足りなさを感じていたのも確かだ。もちろん、最初からここ一番の加速だったり、高速での安定感をSRに求めていたわけではない。逆にSRの軽快感やシングルならではの鼓動感、メンテなどランニングコストの安さは魅力だった。

 

経済的に余裕があれば2台持ちに悩むこともないんだろうけど、残念ながら自分にはそれがない・・・(日本はクルマやオートバイの税金や車検などのランニングコストが高すぎるよ)

 

 

 

*  *  *

 

トライアンフのボンネビルには、圧倒的な存在感がある。これは国産のネオ・クラシックタイプのバイクが逆立ちしても敵わない本物の存在感だ。ボンネビルを試乗して「大型のバーチカル・ツインはイイわ! やっぱりボンネビルに乗りたい!」って気持ちが抑えきれなくなった。SRをあれこれカスタムして、排気量上げてパワーを絞り出しても限界がある(SR沼は深いんだよ・・・)。

 

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なんだか言い訳がましくなってしまったが、SRとともに過ごした4年間は素晴らしかった。特に北海道をSRでツーリングした日々は人生の中でも最高の、夢のような日々だった。

 

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どうか、我がSRを大事に乗ってくれる次のオーナーが早く見つかりますように・・・

 

そして、ボンネビルも10年(以上?!)乗るつもりで買った。これまで乗ったオートバイなかで一番高い買い物だったからね。もうそう易々には乗り換えられない。

 

そして、いよいよ納車の日取りが決まった。

 

 

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