さて。
中古のN-ONEの購入を初見・即決で決めたブルさん。実は、これは8月初旬の話なのだが、納車まで1か月ぐらいはかかるといわれた。結構繁盛しているディーラーのようで、修理やメンテ、新車の納車整備待ちも多く、おまけに決めたN-ONEは、前輪のタイヤハウスに縁石に乗り上げて出来たであろうキズの板金修理も必要だったので、引き渡しは9月初旬ということになった。
ただ、9月は台湾出張があり、その間に駅の近くの有料駐車場に5日間も停めっぱなしになるから、買って早々それは心配。そこで出張から帰ってきてからの納車にしてもらった。
ムーヴは3万円で下取りに出す予定だったけど、飲み友だちの食品会社の社長さんが、社用車で乗るから売って頂戴って話になって、スタッドレスもつけて5万円で買ってもらうことになった。
今年の夏も35°超え連発で、酷い暑さだったが、さすがに35°を超えると、12年、12万㎞のムーヴはクーラーが効かなかった。もう、汗だくになりながら乗ってた。
買ってもらった社長が「ブルさんなんかクーラーの効きが悪いんだけど」っていうから「30°ぐらいまでだったら効くから大丈夫。ご老体のクルマだから労わってあげてね」というと「ブルさん、聞いてないよう〜😭」(笑)
そりゃ5万円の車だからね。むしろオマケで付けたスタッドレスの方が高いぐらいだ。
結局ムーヴは2年も乗らなかったけど、安い割にはよく走ってくれたし、軽自動車のコスパの良さを実感させてくれた。ありがとう。短い間だったけどお疲れさん。次は社用車としてしっかり働いてね。
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出張から帰り、いよいよ納車の日。
今回も中古車だけど、色もスタイルもグレードも希望通りのN-ONEとあって、やっぱりわくわくするもんだ。
ディーラーに着くと、入り口近くにN-ONEがお出迎え。
「いいじゃない! でもちょっとかわいすぎるかな?」
まーるいお目々にコンパクトな車体。どこか愛嬌のあるクルマだ。でも、走りそうな雰囲気もある。なんとなくイタ車の洒落たクルマみたい。
ルパン三世が小さなフィアットで次元と爆走しているシーンって、カッコいいじゃない?
出典:チンクエチェントって何?ルパンの愛車フィアット500はイタリアの国民車!|FIATブログ|cinquecentista
自分的には、あんなイケオジが小さなかわいいにクルマ乗ってるイメージを妄想している(笑)
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ディーラーで納車説明聞いて、書類とキーを受け取って走り出す。
「これ、ホントに軽か?」と疑うほど、軽い車体に660ccターボ付き、64psエンジンは、なかなかの加速をする。比較的小径のステアリングホイールとやや固めの足回りでキビキビ走る。
近所の公園まで行って改めて眺めてみる。
ミラノレッド×ブラックのツートンが、個人的にはN-ONEに一番似合っていると思う。
スーパーハイトワゴンの軽自動車が、最大限車内の空間を稼ごうと思うと、ホントに前も後ろも横も切り立った平面になるじゃない。あの四角いブロックを組み合わせたようなラインが個人的には萎えてしまう。その点、N-ONEは室内空間よりもスタイルを優先しているから、クルマらしいしスタイル、そしてキャラが立っているデザインがいい。一人で乗ることが多いから、このくらいの空間もちょうどいい。
インテリアも高級感がある。なんとパドルシフトにクルーズコントロールまで装備されている。
純正のナビは、アップルカープレイに対応していて、iPhoneをつなげば、ナビの画面でスマホを操作できる。これはメチャクチャ便利。
思わず薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」を聞きながら「かい・かん・・・」って呟いちゃったよ。
歴代乗ってきたクルマの中で、一番をあげるならBRZ。そりゃメチャクチャよかったし、運転が楽しいといえばピカイチだったけど、N-ONEは案外それに劣らぬよいクルマだよ。
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クルマを明るいところでよく見ると・・・車体はところどころに塗装に小さなハゲがあったり、黒い樹脂パーツはやや白く焼けている。前のオーナーは、たぶん屋根なし駐車場だったのかな。そのあたりは、織り込み済みでわかっていたことなので納得している。値段と程度、経過劣化は想定の範囲内。それが嫌なら新車を買うしかない。
ところが・・・
あれ? ここの凹みも直してくれるはずじゃなかったっけ。
※現車確認で、このキズは確認していて、直して納車のはずと思っていたら、どうも、セールスとこちらの認識が一致していなかったみたい。でも後日、連絡したら直してもらえることになった。ディーラーは、こういうところの対応がよくて安心だ。
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家に帰って軽く洗車して、記念にボンネビルT120と並べて写真を撮った。
こうしてみると、ボンネビルT120が小さく見えるな。
排気量は、ボンネビルが1200ccと倍近いんだけど。でも、この2台、なんか相性のよさを感じるな。どちらも、元祖(Nコロと空冷ボンネビル)があって、その血統を引き継ぐ時代を超えたクルマとバイクだからかな。
この2台。大事に永く乗り続けよう。今度こそ。