ブルさんの愛車である「ヤマハSR400」は、販売40周年を迎えたロングセラーでSRを愛するファンは多く、全国津々浦々でミーティングやオフ会が多数開催されてる。たぶん1車種のバイクだけだったら、数あるバイクの中でも一番愛好者が多いんじゃないかと思う。
SRに乗り始めて3年弱のにわかだけど、シンプルでバイクらしいスタイルとシングルエンジンのドコドコとした排気音、決して速くはないけど自らの心臓の鼓動とSRのパルスがシンクロするような一体感は本当に乗っていて気持ちがいい。欲を言えばもう少しだけパワーとトルクがあるといいんだけど。500も継続で売って欲しかった。
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はてなブログを通じて知り合ったナベヲさん (id:nabewox)に、前の週に行われた三河のSRミーティングへお誘いを受けていたのだが、八ヶ岳登山の予定が入っていたので残念ながらお断りした。逆に翌週の12月1日に琵琶湖のほとりの道の駅で開催される2010年式以降のFI(インジェクション)モデルだけが参加を許されるオーナーズミーティングにお誘いして一緒に行くことになった。
↓ ナベヲさんとはじめてお会いした時の記事
このミーティングは春と秋の年2回開催されていて、今回が8回目の開催になる。過去に2回参加していて、今回が3回目。最近はSNSでつながっていたりする人と直接お会いする機会も兼ねている感じで、ミーティングでありオフ会ともいえる。
ナベヲさんとは地元の駅のロータリーで待ち合わせして、下道で琵琶湖をめざす。
10時過ぎに会場となる湖北みずどりステーションに到着すると既に多くのSRが集まっていた。
自分から出かけた初めてのミーティングが、このSR FIミーティングだ。
実は、長くバイクに乗ってきたけど、これまでミーティングに参加することはあまりなかった。
この手のミーティングの要素は大きく2つ合って、1つは仲間作りというか、同じ趣味の人たちの出会いの場であり情報交換の場。
もう一つは、カスタムした愛車のお披露目の場だ。
ミーティングって、一歩間違えると後者のカスタム自慢大会みたいなところがあって、ただ単に金かけた奴が「すげえ」みたいな変なヒエラルキーが見え隠れするときがある。昔乗ってたZRX1200Rのミーティングによく誘われたが、ZRXは「変態」(いわゆるカスタムジャンキー)の集まりで、ビレットパーツや有名メーカーのパーツがてんこ盛りみたいな総額数百マンの車両が多くて、回を重ねるごとにヒートアップしていくもんだから、とてもついて行けなかった。
今回参加したSR FIミーティングは、SRの中でも2010年以降の比較的年式の新しいモデルだけのミーティングなのでSR初心者に優しいし、多くはノーマルから多少手を加えたくらいの車両が多い。もちろんハードカスタムした車両の参加もあるけど、目指す方向がちゃんとあってまとまっている車両が多いのが特徴なので目の保養にもなる。カスタムには、その人の「個性」と「センス」が問われる。ただ高性能パーツを取り付けただけだと「それいるの?」みたいな残念な感じになってしまうのがSRというバイクだ。
↑ 主催者の五百王さんのSR 雑誌に載るようなカフェレーサーにカスタムされている。この色使いは凄くセンスがいいと思う。
こちらは、SRのカスタム界隈では有名な京都のGreen Teaの店主のバイク。一見ノーマルのようだが、エンジンは600ccにアップされていて、サスやブレーキ周りなど細かいところにいろいろと手が入っている。しかし、エキパイがチタンでサイレンサーがノーマルというところにこだわりを感じてしまう。
お話しを聞いてみると、いかに乗りやすく、長持ちするエンジンにするかが大事だと。「パワーアップしてもすぐに壊れてしまうエンジンじゃ長く乗れないじゃないですか」といわれて「なるほど」と思ってしまった。
冒頭にSRはいいバイクだけど「もう少しパワーとトルクが欲しい」と書いたが、600ccにアップされたことで、低回移転でも十分パワーがあって乗りやすくなるそうだ。ここまで来るのに3000回転以上は回していないという。
タンクからサイドカバー、シートテールまでピッカピカのステンレスパーツが取り付けられたSRは、一番最初に参加したときにいろいろとお話しさせていただいたyasuさん ↓ のバイク。
Yasu (@Yasu53858331) | Twitter
ただ単に買ってきて取り付けただけではない。驚くなかれ、すべてワンオフの手づくりだ! 現物合わせしてひたすらステンレスの板からたたき出された一品もの。その努力は並でない! こういう努力のカスタムは自慢していいと思う。
ここまで来たで~💦まだまだ叩いて成形せんとアカンけど…とりあえずは先が見えてきた気がする😅問題はこれをどう取り付けるか⁉️シートに穴明けとか絶対にイヤやしなぁ…両面テープ貼りにするか💧#ステンレス pic.twitter.com/c74OZsS7b5
— Yasu (@Yasu53858331) 2019年11月19日
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ミーティングはお昼頃に主催者さんが提供した景品をめぐるジャンケン大会があって(いつもまったく勝てない(T-T))、そのあとは、道の駅のレストランでごはん食べに行く人や帰る人、残って話に花を咲かせる人など様々。
自分とナベヲさんは、せっかくなのでTwitterでやり取りのある岐阜のSR乗り3人と一緒に国道303号線で終わりかけの紅葉を眺めながら藤橋の道の駅までのんびりツーリング。
藤橋の道の駅で、ナベヲさんがタイムアウトで離脱。お疲れさま。また走りましょう!
で、向かった先は、本巣市にあるライダーズカフェ。ここでごはん食べて、コーヒー飲んで、キャンプツーリングやらサーキット走行の話やら、同じ車種のオーナーだし、年齢も近いので話題は尽きない。なんだかんだ話し込んで16時解散。それぞれ帰路につく。みんな地元だからそれほど遠くないのもいい。
同じ県内に住んでいても、普段生活していたら、絶対会うことも、話すこともなかった人たちと、同じ趣味を持ち、損得抜きでいろんな話ができるって、実はとっても幸運なことなんだと噛みしめた休日でした。