トライアンフ ボンネビルT120を契約して、納車を心待ちにしているブルです。
で、
SR400については、「まあ、今なら高く売れそうだし売却かな?」って思っているのだが、実は最近、SRに乗っていて立て続けに話しかけられることがあった。
最初は、愛知県のトライアンフのお店に試乗に行った帰り道。
喉が渇いて、自販機でお茶を買おうとしたその時、ひとりのおじさんが駆け寄ってきて「バイク、見させてもらっていいですか?」と話しかけられた。
「もちろん。どうぞ」
「自分もSRに乗りたいと思っていて、この黄色いインターカーラーがよくて、探しているんですけどなかなか中古車はなくて。実物見るのもはじめてなんで失礼承知で話しかけさせていただいたんですよ」
「そうでしたか。60thアニバーサリーのSRは、確かにモノは少ないと思いますよ。中古が出ても結構高い値段付いてますしね。」
「いやー カッコイイですね。ホントにインターカラーのSRってあるんですね。はじめて見ました」
「自分が買ったときは、売れ残りだったんですけどね。現行車が生産中止になって、SRブームが来ているみたいで中古車もあまり流通していないみたいです」
こんな話を5分ぐらいして、その場を後にした。
「やっぱり人気なんだな。SR・・・」
* * *
この土日。
GWはSRに乗ることがなかったので、急に思い立って1泊2日のツーリングに出かけた(ツーリングのお話は、また、別の記事で)。アップしました ↓
朝、ひとまず朝食を摂ろうとマックに入った。
食べ終わってSRの元に戻ると「ちょっとお話いいですか?」と若いお兄ちゃんに話しかけられた。
「このSRが入ってきたとき、珍しいカラーリングだなって、ガン見しちゃいました。これって限定車ですよね」
「そう。ヤマハの創立60周年記念に出した、昔のヤマハワークスのカラーリングなんです」
「めちゃくちゃカッコイイですね。自分もSRに興味があって、このカラーリングがすごく欲しくて」
「そうですか。でも、実は新しいバイクを買ったんで、手放そうかなって思っているところなんですよ」
「それはだダメですよ。こんなに綺麗に乗っているし、限定車だし、SR生産中止になって、もう手に入らないんですよ。売ったらダメですよ。一生手元に置いておくべきです!」
って、諭された(汗)
「今はバイク乗ってないんですが、このSR見て乗りたくなってきました!」
そうか。やっぱりこのSRは希少価値なんだ。
だんだん、売るのが罪深いような気がしてきた・・・
* * *
そして、ツーリングの帰り道。
郡上市のライダーズカフェ「カフェ・アグスタ」でコーヒーを飲もうと入ったら、駐車場にCB400SSが止まってた。
中に入ると、客はひとりでたぶんCBのオーナー。若い女性だ。その人は先に店を出たんだけど、自分がコーヒーを飲み終わって、外に出ると、CBのオーナーがバイクを出そうとしているところだった。
今回は自分から話しかけた(笑)
「CB400SSは珍しいですね。単気筒が好きなんですか?」
「本当はSRが欲しかったんですけど、キックが不安でセルの付いたCBにしたんです。私も外に出たら『SRだ』って思いました」
「そうなんですか。SRもインジェクションのモデルだったら、それほど苦労なくキックでエンジン掛かりますよ。でも、CB乗りやすいでしょ。そんなに振動もなくて」
CB400SSは、SRと同じ単気筒だが、バランサーが内蔵されていて、SRより振動が少なく、車格もSRより一回り大きい。なかなか存在感がある。
「現行でCBが販売されていたら、自分もSRとCBでどちらにするか悩んだと思いますよ。かっこいいなCB」
「はじめて買ったバイクで、バイクのこともよくわからなくて。お店の人にSRよりセルが付いているCBのほうがいいって勧められて。たまたまCBの在庫があって、これが売れたら次に入ってくるかどうかわからないって言われて決めちゃいました」
「いいと思いますよ。販売期間が短いバイクだったから、たぶんそんなに玉数は多くないと思います。大事に乗ってあげて下さい」
そう言って、行き先が同じ方面だったので、少し一緒に走って別れた。
SRって、最近若い女の人にも人気があるのかな。YouTubeでも、若い女子ライダーがSRの動画をアップしているのよく見る。
決して乗りやすいバイクではないし、ライダーにもそれほどやさしいバイクではないけど、クラシカルな外観に程よいパワー(自分には物足りないけど・・・)とスリムな車体で軽く取り回しもいい。
確かに女性でも取扱に苦労はないかもしれない。
それに、YouTubeやSNSを眺めていると、バイク女子が「SRカワイイー❤」だって。SRってカワイイんか?
* * *
う~ん (-_-;)
2台持ちのコストを考えると、ほぼ売却の意思で固まっていたんだが。こんなことが続くと、もしかしてSRがそれを察して「僕を売ってしまうの? ひどくない(T-T)」って訴えかけているような気がしてきた。
SRに乗って丸4年が過ぎ、5年目に入った。
キックスタートもほぼ1発でかかるし、クラッチをつなぐタイミング、シフトアップ、シフトダウン、ブレーキングから曲がりたい方向に目線を向けただけで自然に曲がっていくクセのないハンドリング。
もう、SRが自分の体の一部のように馴染んでいる。 それに自分好みにいろいろ手塩に掛けてカスタムしてきた。
たぶん、同じ仕様のSRは、世界広しど唯一コイツだけだ。
そう思うと、手放すのは惜しい気がしてきた。
まだ車検も1年あるし、焦って売る必要もないから、家族が1台増えたと思ってしばらくは、SRとボンネビル、そして歴代のクルマの中で本当に買ってよかったと思えるBRZの3台体制でがんばってみよう。
お父さん、お仕事がんばるから(笑)
デリカD5もよかった。コイツには本当にお世話になった。