3月になりました。
急に暖かくなって、春を跳び越えて初夏のようです。やっとひきこもり生活から抜け出せそうです。
* * *
もう冬のシーズンにバイクに乗ろうなんて思わなくなってきた。昨年の12月から今年2月までに、ボンネビルのエンジンかけたの2回ぐらい。もうライダーと名乗るのもはばかられる、ぐらい気持ちもカダラもへたっている。
去年はハンドルカバー付けて、そこそこ走っていたんだけどなぁ?
年を追うごとに寒い、暑い、辛い、しんどいなど、カラダに負荷が掛かるような遊びをしなくなった。スキーも何シーズンも行ってない。
一応、ボンネビルにはオプティメイトをつなぎっぱなしにしているので、バッテリー上がりはない。1か月ぐらい放置していても、セル一発「キュル、ドン!」で目覚めてくれる。キャブと違ってインジェクションは優秀だね。
昔はインジェクションの特性というか、スイッチON・OFFみたいなアクセルの操作感がどうにも好きになれなかったが、ボンネビルT120は本当に違和感がなく、まるでキャブ車のようだ。クラシカルな雰囲気にうまくチューニングされている。もうキャブ車には戻れないわ。
で、
そろそろバイクでお出かけしてもいいかなぁ~ なんて気持ちになってきたのだが、少し前から気になっていたのがフロントタイヤ。
だいぶ溝が浅くなってきた。ただ、標準で履いているピレリーファントムって、もともと溝が浅いよね。約2年で8500Km。なんとなく交差点を曲がるときにフロントが切れ込むようになってきた。
リヤは、まだまだいけそうなんだけど。
最近、何でもかんでもモノの値段が上がっていて、タイヤも例外ではない。履き替えるなら早い方がいいかな、と思って、お店に電話したら「もう3か月ごとにメーカーから値上げの話が来る」と言っていた。
ボンネビルT120のタイヤサイズは、フロントが100/90-18のバイアスでリヤが150/70-R17という特殊なサイズ。選べるタイヤはそう多くない。
タイトルにもあるけど、旧車っぽいバイクには、ダンロップのTT100が似合う。自分が高校生のころからあったようなロングセラーのタイヤ。当時は安いけどあんまりグリップしない、雨の日はめちゃ滑るってイメージだったけど、もちろん今はかなり進化しているみたいだ。
お店に聞いてみると、予想通り取り寄せになる。お店は小牧のライコランド。タイヤは大体ここで交換をお願いしている。ピット作業の予約もできるので便利だし、貯まっていたポイントも使えるし。
ただ、工賃が「13200円になります」と言われて、「え、ちょっと高くない? まさか工賃もインフレしてるの?」と聞いたら、外車はプラス5000円なんだと。ボンネビルなんて、作りはほとんど国産と変わりないのに・・・
仕方がないので、TT100GPの取り寄せをお願いする。入荷したら連絡が来てピットの予約をするシステムだ。
* * *
入荷の連絡が来て、一番早い日曜日にピットの予約をしたら・・・当日雨 (T-T)
お店に連絡したら、「変更されても、全然問題ないですよ」と言われて、翌週にずらした。
迎えた翌週。
朝一の作業時間で予約したので10時から。開店20分前にはお店に着いた。缶コーヒーを飲みながら開店を待つ。
開店と同時にピットの受付をする。チューブタイヤなので、チューブの交換も同時に勧められた。よくチューブのバルブのところが錆びていたり、劣化していたものを使い回すとそこから空気が抜けたりするらしい。でもボンネビル納車してまだ2年だし、8500Kmしか走ってない。屋根付きのバイク置き場で保管しているの、それほど劣化しているとも思えない。「タイヤ外してチューブが問題なさそうなら、そのまま再利用してください」とお願いする。
作業時間は大体2時間ぐらいだという。
近所をブラブラしながら、時間を潰していると、電話が掛かってくる。ライコランドからだ。
「お客さん。すみません。フロントのアクスルシャフトが社外品に交換されていますよね。特殊な工具が必要で、うちには工具がないんですが、お客さんお持ちですか?」
あ~~~やっちまった!!!!
すっかり忘れていた。ゼロポイントのシャフトに変えていたことを。
こんな感じのレンチが必要なのよ。ゼロポイントのシャフトには専用のアタッチメントが付属品でついてくる。
「すみません。すっかり忘れてました。今日は持ってきていません」
「そうすると、今日はリヤだけ交換しておきますか?」
「そうしてください。フロントは来週お願いします」
「それから、リヤの交換なんですが、マフラーを外さないと交換できないんです。1本2200円で左右で4400円の工賃が掛かりますが、よろしいですか?」
「え~ これスリップオンで、3箇所ボルト外すだけですよ」
「自分で外してもらうこともできますけど。工具はお貸ししますので」
「いやいや。ここで今からやるのも面倒なのでお願いします😭」
予定外の出費 (T-T)
この日はとりあえずリヤだけ。作業時間も3時間ぐらいかかった。まあ、マフラー付け外しもあるし、リヤ周り点検してくれて、グリスアップにチェーンの張りの調整なんかもしてくれるので、しょうがない。
* * *
翌週。改めて専用の工具を持ってライコランドへ。フロントだけなら1時間ぐらいの作業だという。
結局1時間半ぐらいかかったけど。たぶんバイアスのチューブタイヤって、交換面倒くさいんだよね。ラジアルタイヤにキャストホイールのように機械でバツン!って一発で外せないからだと思う。知らんけど。SRのときもお店に少し時間かかるって言われた。
無事フロントもおニューのタイヤになった。やっぱ、ボンネビルにはTT100GPのパターンの方が似合う気がする。
乗った感じも、昔のような薄いグリップ感ではなく、よく路面を噛んでいる感じだ。まあ新品だからね。乗り味は標準のピレリーよりは、軽くヒラヒラ感があるね。逆に言えば直進性は少し劣る気がする(まあ、慣れれば問題ないレベルだけどね)。
結局、2月の初めに電話して入荷するのに1週間、ピット予約が1週間後、雨が降って1週間予定が伸びて、さらにフロントアクスルの工具忘れて1週間・・・電話で注文してから約1か月近くかかったよ💦
今回の費用はこちら
フロントタイヤ ダンロップTT100GP 100/90-18 12,980円
リヤタイヤ ダンロップTT100GP 150/70-R17 27,720円
工賃 13,200円+マフラー(サイレンサー)脱着4,400円
合計 58,300円
ちなみにチューブ替えると、リムバンドも含めて1本4000円ぐらいらしい。前後で8000円のプラス。
なんか、結構するな。SRのときは、前後変えても工賃込みで4万円ぐらいだった。やっぱりSRはおサイフに優しいバイクだ・・・
* * *
まあ、2月は乗る予定なかったからいいけどね。これがツーリングのベストシーズンだったら泣きが入るよ。
タイヤ交換など、定期的にしなければならない部品交換は、オフシーズンにやることが大事だと勉強になりました<(_ _)>