ブルパワー.com

仕事や趣味、健康、お金など、50代からの人生を豊にするための生き方を思案中。

本サイトはアドセンス・アフィリエイト広告を利用しています。

 

ムスメの就活について

 

ムスメは19歳で専門学校に通っている。ただいま1年生。中学生の頃から、メイクやコスメが大好きで、将来ビューティーアドバイザー(っていうのかな?)になりたいと言っていた。

 

高校から進学するとき、担任の先生には大学進学を薦められたが、それを断りビューティーアートなんたら・・・みたいな専門学校に進学を決めた。

 

自分も「専門学校なんて、若者が興味ありそうな学科を作っては、学生を集めて、それが流行らなくなったら、また別の学科を作って・・・」という商業主義的な印象があって、あまりお勧めはしなかった。実際、金儲け目当ての専門学校があるのも確かだ。

 

ところが、入学して話を聞いてみると、結構カリキュラムは充実していて、その世界では有名どころの人や一流と呼ばれる人が講師になって実践的に教えてくれるらしい。ムスメは本当に楽しそうに学校生活のことや授業や実習の体験の話をしてくれる。こりゃその辺の誰もが推薦で入れる大学行くより、専門学校のほうが目的がハッキリしていて、好きなことを学べるので、本人のためにもなるな。何より充実感もあるみたいだ。将来その仕事に就きたいと考えているなら、案外専門学校という選択も悪くないと思うようになった。

 

まあ、お兄ちゃんは大学に5年も通わせて、パチスロのプロだからねぇ~

 

www.bullpowerworld.com

 

www.bullpowerworld.com

 

*  *  *

 

で、ムスメの通う専門学校は2年課程で、1年生の夏ぐらいから企業のインターンに行き始めるという。ムスメもいくつかの会社に行ったらしく、11月ぐらいからインターンをした学生向けの入社試験が行われたみたいだ。いや、ちょっ早くない? とも思うが、インターンなんていうのは建前で、企業はその中からよさそうな子に声をかけて、早めに人材を確保したいという意図がみえみえ。若者も減っているし、人手不足の業界ならなおさらみたいだ。

 

ムスメもすでに2社の会社から内定をもらっている。聞けば誰でも知っているドラッグストアで東証プライム(昔の1部)の上場企業だ。ドラッグストアといっても、コスメ専門店なども展開していて、一般の店舗社員というよりは、美容や化粧品販売部門の採用枠らしい。

 

なんか、ついこないだまで高校生だったのに、すごくしっかりしていて、もうビックリするぐらい成長めざましい(もちろんメイクも上手なので、見た目もどこのお嬢様かとビックリするわ)。

 

*  *  *

 

先日、ムスメと二人で食事する機会があり、就活の話になった。内定をもらった企業は、さすがに業界大手の上場企業だけあって、待遇面はかなりいい。福利厚生も手厚いし、研修も体系化され充実しているようだ。中小企業、というかほぼ零細企業に勤める自分からしたら、やっぱり今どきの大手企業はさすがだわ。コンプラもきっちり守らないと、どこでどう叩かれるかわからないし、そんなことになればブランドイメージが毀損するから、神経を使っているのだろう。

 

なんか自分の会社は・・・社員はみんなよく働いてくれているよ😭

 

ところが、その話に続きがあった。

 

非常勤講師の先生が経営しているヘアメイクの事務所があって、そこで実習させてもらったという。そこで、ムスメは手際もよく、上手だと褒めてもらえたらしくて(あまり褒める先生ではないらしいから、めずらしいと本人が言っていた)、その後、その事務所でアルバイトすることになり、特に成人式の前は大忙しでムスメも駆り出されたみたいだ。

 

そこで新成人のヘアメイクを何人もしているうちに、本当に喜ばれて、感謝されて、楽しかったという。こっちの道もありかと考えるようになったと相談された。

 

「どう思う?」

 

と、聞かれて、「その業界のことは、お父さんよく知らないけど、確かにヘアメイクの仕事はやりがいがあるかもしれないね。ただ、その道って職人の世界に近いんじゃないかな? たぶん、最初は見習いみたいな感じで休みもなく、給料も安いと思うよ。もちろん一人前になって独立すれば、企業に勤めるよりは稼げるかもしれないけど、ほんの一握りの人しかなれないんじゃないかな?」と答えた。

 

「そうなのかなぁ。去年、先輩が一人その事務所に就職したみたい」

 

「新卒プレミアって聞いたことある? 新卒のプラチナチケットともいうかな。ようは新卒というカードは1回しか使えなくて、そこではいま内定をもらっているような上場企業にも就職できるチャンスがあるけど、たとえば、ヘアメイクのほうに行って、やっぱりちゃんとした企業に就職したいと思い直しても、中途採用だとなかなか厳しいよ。正社員は特に難しいし、求人だっていつもあるとは限らないし」

 

「そういうものなの?」

 

「そういうものだよ。でもね。逆はありかもしれない。企業に就職したけど、やっぱりヘアメイクやりたい! って思えば、チャレンジできる。勤めている間に社会人としての基本も身につくし、お金も貯められる。20歳で就職して5年勤めたって25歳だろ? そのぐらいになれば知識や経験も今とは比べものにならないぐらいついてるはずだし、まだ若い。そこからいくらでも軌道修正は可能だよ。スタート地点を間違えて失敗すると、上に這い上がるのはものすごく大変だから」

 

「そうね。お兄ちゃんwww」

 

ムスメがこのアドバイスを理解し納得しているかどうかはわからない。ただ、社会に出て33年間揉まれてきた先輩として話したつもりだ。

 

「うん。わかった。ヘアメイクに行った先輩の話も聞いて、考えてみる」

 

「最後に決めるのは、自分自身だからね。よく考えて決めてほしい」と最後につけ加えた。

 

すると、返ってきた答えは

 

「ねえ。デザート追加していい?」だった(笑)

 

 

f:id:bullpowerworld:20200726152002j:plain

ブルさんTwitterやってます

 

 

 

 

スポンサーリンク