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御岳ロープウェイに乗って昼食を。

 

今年の夏。御岳ロープウェイを運営する会社が今年11月の営業終了をもって事業から撤退するというニュースが伝えられた。

 

www.nbs-tv.co.jp

 

ロープウェイと言っても、昔スキー場だった頃のゴンドラリフトだ。

 

このゴンドラリフトを使えば7合目まで一気に高度を上げられるので、御岳を日帰りで登るにはちょうどいい山行の距離と時間になる。

 

11月30日までに次の運営会社が見つからない場合は、来年以降の営業運行はないらしい。一度これで御岳に登ってみようと思っていたのに残念な話だ。

 

御岳山は、眺めても良し、登っても良し、山麓の森も心地いい。秋の紅葉はとても綺麗だ。冬にはスキーも楽しめる。温泉もいい。年間を通して観光客で賑わっていた。

 

その御岳山が噴火したのは2014年。火山噴火で戦後最大の災害となり、報道各社は、その瞬間を捉えた動画を連日流し続けた。

 

そこから、観光客は激減し、スキーブームがとうの昔に過ぎ去っても何とか持ちこたえていた付近のスキー場も閉鎖に追い込まれていた。そしてコロナ禍が追い打ちをかけた。

 

*  *  *

 

10月最後の週末。

 

つい最近まで茹だるような暑さだった気温もだいぶ下がりはじめ、肌寒く感じる日も増えてきた。

 

標高の高い中部地方のツーリングスポットもそろそろクローズを迎える季節。そして紅葉が美しい時期でもある。

 

しかし最近、寒くなってくるとあちこち出かける気力がない。50も半ばになり、だんだん出かけるのが億劫になってくるのだ。家でぬくぬくしている方がいい。まあ、暑くても一緒だが。

 

今日も快晴。なのに朝目が覚めてもどこかに行こうという気分ではなかったが、新聞をとりに玄関を出ると「なんだ。今日は意外とあったかいな」。

 

やっとスイッチが入った。

 

「やっぱりバイク乗ろう」

 

この時決めていた。行くなら御岳。ロープウェイに乗って紅葉を見に行こう。

 

*  *  *

 

中央道の中津川ICで降りると、あとは国道19号をひたすら北上する。

 

いつものように、木曽福島手前の出光のスタンドで給油する。ここで満タンにすれば、途中で給油しなくても、いつものコースで自宅まで帰り着ける。

 

 

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外車は基本的にハイオク指定。満タンにしてレシートを見るとリッター195円だった。

 

「え💦」

 

自宅近くのスタンドでボンネビルを満タンにしたときは、出光のクレジットカードと定期的に配信されるLINEのクーポン割引使って165円(2022年10月時点)。リッター30円も高い。

 

「やっぱ田舎は高いな」。

 

田舎暮らしに多少憧れはあるけど、これからインフラの整わない過疎の地域で暮らすには、むしろ都会より生活コストが高くつきそうだとこのとき思った。

 

 

それでも、国道19号線から御岳に向かう県道20号線に左折してしばらく走ると、その山体が眼前に迫ってくる。その迫力に心が躍る。こんな景色を毎日拝みながら暮らせたら・・・とも思う。

 

 

ロープウェイに通じる2本の道のうち「霊峰ライン」から「御岳ブルーライン」をつなぐ林道は道幅は狭くタイトなコーナーが続く。御嶽参りの旧道なのか途中数多くの石仏が立ち並ぶ。昼間でもちょっと恐い雰囲気の漂う道。でも途中の景色はよい。昔のゲレンデを横切る場所がありそこで1枚写真を撮る。

 

 

下に目を向ければ、ゲレンデに群生するススキの穂が揺れている。その先にはセンターハウスが見える。

 

 

お昼少し前にセンターハウス前に到着。バドを停めてチケットを買いに行く。

 

 

往復で2600円。モンベルの会員証を提示すると1割引の2340円とちょっとお安くなる。山頂にあるカフェで使える割引券も付いてきた。

 

 

ゴンドラ乗り場はセンターハウスの少し先。乗り場に行くと前後に客の姿はなく、自分一人だけ。早朝は登山客がそこそこいるのだろうけど、これじゃ儲からねえだろうな。

 

 

ゴンドラから見える御岳。

 

 

振り返って見えるのは中央アルプスか? しかし、見渡す限り山(笑) 

 

 

山頂駅で降りて外に出るとデッキと椅子が。ここでランチしろとでも言わんばかりの絶好のロケーション。

 

 

振り返れば、「ドーン」と御岳。

 

 

「これはすごい贅沢なランチだぞ!」

 

この景色を独り占めだ。っていうか、ひとりは寂しいだろ・・・これがソロツーリングの悲哀。

 

 

贅沢と言っても、それはシチュエーションだけで、いただくのはコンビニで買ったフィッシュバーガーと鮭おにぎり。そして家から持ってきた1本50円もしないPBの烏龍茶。ここまで来るのに大金(爆)を叩いているので中身は倹約ランチ。こうして観光客がお金落とさないからダメなんだろうな。でも十分旨いけど。セブンのフィッシュバーガー。

 

標高が高くなればなるほどいろいろな品物も高くなる。これ山の経済学の常識。例えば標高2000メーター越える山小屋の生ビールが1杯1000円とか普通だし、その山小屋で1泊2食大部屋雑魚寝で1万円ぐらいする。貧乏人は持てるモノは背負っていくしかないのだ。

 

 

食後に少し散策。ゴンドラの終点から登山道本道へ続く道は、ウッドチップが敷かれ歩きやすい。

 

 

10分ぐらいで7合目の行場山荘にたどり着く。すでに山小屋は今シーズンの営業を終えていた。ここから先に登るには登山届が必要になる。

 

 

ゴンドラ乗り場の少し上の広場には、山を同定する展望案内盤。なるほど、右に見えるのはやはり中央アルプス。木曽駒と空木岳。中央遠くに見えるのは八ヶ岳なんだ。手前から奥に続くS字の平らな尾根は何だろう? ちょっと不思議な感じだ。ジブリっぽい。「巨人兵が歩く道なのか!」(謎)

 

 

さて、そろそろ戻ろう。ここから先の方が道のりは長い。それにさすが2000メーターを超える標高の気温は低い。正直さぶい・・・

 

それでも名残惜しい。もう一度、展望台からその山容を目に焼き付けておく。

 

 

 

*  *  *

 

県道20号線から国道361号線で高山市方面に走る。高原の気持ちのいいルートだ。

 

 

この日、地元の工房などがクラフト展「CRAFT361」を開催していると地元のニュースで知ったので、道の駅「ひだ朝日村」に立ち寄る。

 

hidaasahi.com

 

 

移築された古民家が会場になっていた。

 

 

手づくりのライトスタンド。

 

 

この妖怪。雪入道というらしい。悪さをする子どもに「雪入道に食べられちゃうぞ」って脅したとか。なまはげ的なヤツ? でもちょっと愛嬌がある。

 

tek.to studio | 飛騨朝日地域活性化推進協議会

 

天然木のまな板。キャンプとかちょっとした料理を盛りつけるにちょうどいい感じ。「欲しい!」って思ったけど、最近キャンプに行ってないしなぁ~。

 

*  *  *

 

だいぶ時間も遅くなってきた。

 

実は、途中のトンネルで照明が点いてなくて「何これ、真っ暗じゃないの!」って焦ったけど、「なんで? ヘッドライトの灯りもなかった?」と確認したら、ライトのバルブが切れてた💦 ハイビームとポジションランプは生きていたけど、日が落ちる前には帰りたい。

 

 

と、思っても、途中の美女峠で乗鞍岳があんまりもよく見えたので立ち寄ってみたり。

 

せせらぎ街道の紅葉も見頃だったりして、のんびり眺めながら走ったり。

結局、どっぷり日が暮れた頃に家に着いた。

 

 

走行距離は約350Km。思ったより寒くて体が冷え切っていた。久しぶりに湯船に湯を張って長風呂した。

 

 

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