お風呂とトイレと洗面所をリフォームすることにした(前回の記事 ↓ )。
最近よく考える。お金の使い方。
少し前までは、ほとんどが趣味のモノに消えていった。バイクやクルマのパーツ、登山用品、キャンプ用品・・・
日常生活ではほとんど出番がないモノばかり。例えば登山でテン泊しながら縦走するなんて年に1回か2回ぐらいなのに、60リッターのザックにテントやシュラフを揃えたり。本格的な登山用は結構なお値段がする。しかし、365日の内、360日ぐらいは納戸にしまったままだ。去年はコロナで1度も出番がなかった。
趣味のモノは、買う前が一番熱い。それを使っている自分やシチュエーションを想像してワクワクする。しかし、1回2回と使ったあとから段々と熱が冷めていく。
男の子の多くが憧れるスポーツカーもそう。
普段使いには多少無理があって、代わりの足に軽自動車を買ったらまったく乗らなくなって手放してしまったと言う話。
上の記事でBRZを売ったときにこんなことを書いた。
Wantとneed。「欲しい」ものと「必要」なものは確かに違う。欲しいものが手に入っても、その喜びや嬉しさは長く続かないと言われる。人間ってそういう生き物みたいだ。
高級車に高級腕時計、ブランドのバッグや服など、「欲しい!」と思わせるものが世の中にはいっぱい溢れている。誘惑も多い。
でも、必ずしも日常生活で「必要」ではない。
で、思った。
日常生活で毎日使うもの、触れるものにお金を使おう(バイクだけは止められそうもないけど・・・これは非日常に連れていってくれる大事な相棒だから🙏)。
例えば、少し前にソファーとちょっとお高いビーズクッションを買った。
いやいや快適なこと。一回沈むと起き上がれない(笑)
例えば歯ブラシ。いつも1本100円とか150円とかの特売品をまとめ買いしていたけど、なんとなく少し高いモノにした。
ライオンの「システマハブラシ 極上プレミアム」というやつだ。1本300円ぐらいする(それでも300円だけど・・・)。
いや、これがこの上なく良い磨き心地。ヘッドの厚みが薄く、ブラシが楕円形で大きい。メチャクチャ磨きやすい。歯茎も適度にマッサージされて、いつまでも磨いてられる(笑)
歯ブラシの価値観が確実に変わった。
ちなみにこれも最強 ↓
こういう身近な身の回りのモノを自分の好みだったり、少し値段は張るがいいモノや便利な機器を使うと、日常の暮らしがとても快適になる。
* * *
ちょっとコンビニやスーパーまでのお買い物に、1000万円のベンツ(レクサスでもいいけど)でも、30万円の中古の軽自動車でも、どちらでも「移動」という目的を果たすために大きな違いはない。むしろ軽自動車の方が気軽に出かけられるし、雨が降ってて多少汚れようがそれほど気にならない。
高速を使って遠くに出かけるなら1000万円のベンツの方が快適かもしれないが、日常的にはコンビニへの買い物の方が多いはずだ。日常の買い物に1000万円のベンツで出かけたら、まいど駐車場で擦られたり、ドアパンチされないか気が気でない。
見栄で高い物にお金を使うなら(持っている方はどうぞじゃんじゃん使ってください)、普段の暮らしのQOLを高めるものに使いたいと思うようになった。まあ、歳を取ったということだ。
大富豪になるためのバイブルと言われる『バビロンの大富豪の教え』には「黄金に愛される七つ道具」の一つに「より良きところに住め」と教えている。
住環境は大事だ。住む場所も住む家も普段使うモノたちも。便利で機能的で、気に入ったデザインのモノに囲まれた快適な生活は、安らぎと精神の安定をもたらすはずだ。そこにはケチらず(できる範囲で)お金をかけてもいいと思った。
今どき軽自動車でもちょっといいグレードを新車で買えば200万円はする。でも日常の足なら30万円の中古の軽自動車で十分だ。一方でお風呂とトイレと洗面所を新しくして、使い勝手がよくなって、おまけに内装までやってもらって110万円なら高くはないと思える。
* * *
と、いうことでリフォームのチラシを持って近所のエイデンまで話を聞きに行くことにした。これが今年の3月頃のお話し。
(つづく)