最近、なんとなくアドベンチャーと言われるタイプのバイクが気になる。
いや、「なんとなく」なんてごまかし・・・
はっきり言えば「欲しい!」のだ。
アドベンチャーバイクというのは、サスペンションのストロークが長く、ロードもオフも行けて、かつ長距離ツーリングにも対応できるように、大きめのスクリーンが付いていたり、荷物もたくさん積めるような装備も充実している。
少し前に、ヤマハから発売されたテネレ700がいいな~なんて、展示車を見に行った。
でも、テネレ700はオフロード寄りに作られていて、シート高が高いのよ・・・ どちらかと言えば背の低いブルさんは、結構足つきがツンツンで「ちょっと無理っぽい」。
2年前にSR400で北海道にツーリングに行って、SRでも走る分には不足はなかったし、軽くて取り回しがいいSRでのロングツーリングも問題はないのだけど、たまに使う高速が苦手でスピードも出ないし振動も辛いので、我慢を強いられる部分もある。やっぱりもう少し排気量が大きくて快適にロングをこなせるバイクに乗りたい思いもある。
そういう意味では、アドベンチャーバイクはロングツーリングやキャンプツーリングをやりたいばかりの自分にとっては理想的なバイクだ。
* * *
最近、通勤でしかBRZを走らせていないので、たまには高速をクルージングしようと休日に出かけてみた。
せっかくなので、いいなって思っているトライアンフのアドベンチャーモデルが試乗できる浜松のお店まで(常識の範囲で)かっ飛ばす。
浜松インターからほど近いトライアンフの正規ディーラー
おおー(゜Д゜) トライアンフのマニアックなバイクがところ狭しと並んでいる。これだけでごはん3杯いけるよ(変態と呼んでくれ!)
「試乗の予約をしたブルと申します」と店長にご挨拶して
店長からトライアンフについていろいろ教えていただき、そのこだわりや特性についてレクチャーを受ける。
そして、いよいよ試乗です。
試乗するのはトライアンフ タイガー900GT PRO
昨年、発売されたばかりのニューモデル。
早速跨がりエンジンを始動する。
3気筒のエンジンは、アクセルを軽く煽れば鋭いレスポンスで吹け上がっていく。
810ミリのシート高の足つきは(830ミリにも調整できる)、身長167㎝のブルさんでも踵が軽く浮くぐらいでそれほど不安はない。
大柄に見える車体もそれほど重量感はなく、引き起こしも軽い。
ギアを1速に落とし慎重にクラッチをつなぐ。
出足のトルク感は、単気筒のSRの方が力強い気がするが、走り出してしまえばスムーズに加速し、シフトタッチも軽く乗りやすい。スリッパークラッチも標準装備だ。
ブレーキもラジアルポンプのブレーキマスターにブレンボのモノブロックキャリパーが奢られていて、減速も自然に、かつ強力だ。
ポジションも高いハンドル位置でリラックスした姿勢で、とても楽なポジション。
「何もかも出来すぎ!」
クセもなく、非常に乗りやすいバイクだ。
これだったら、どこまでも走れそう。
ただ、液晶の多機能なメーターパネルは、何となく「バイクらしさ」を感じないな。
30分ぐらいの試乗を終えて、とても良いバイクだと思う。
このバイク、本体で180万以上する。乗り出しだと200万を超えてくる。
多機能で、最新の技術を盛り込んではいるが、あまりにも快適すぎてSRのような鼓動感もなく、どことなく物足りなさを感じたのも正直な感想。
タイガーにはオンロード寄りのGTとオフロード寄りのRALLYがある。
こちらは試乗しなかったが、跨がってみるとシート高はGTより高く、足つきはギリギリな感じ。でも雰囲気はこっちの方がアドベンチャーらしい。
店内には、ビンテージの中古から新車の最新モデルまで展示されている。
目にとまったボンネビルT120のバド・イーキンス
過去画像です。今回あんまり写真撮ってないもんで💦
以前訪ねた、別のトライアンフのお店で心惹かれたバイクだ。
photo by
モダンクラシック・トライアンフの魅力【ボンネビルT120/スピードマスター試乗】 | WEBヤングマシン|最新バイク情報
やっぱり、2眼のアナログなメーターがしっくりくる。
もし、SRから乗り換えるんだったらこっちかな? タイガーだったらSRは残したい。
まあ、こんなことしてたり思案しているうちが楽しいんだけどね。実際、先立つものが・・・
乾太くんの支払いもまだだし、来月BRZの車検もあるんだよな(爆)