「終身雇用は既に終わっている」の記事を書こうと思ったのは、多分2か月ほど前のことだと思う。
会社で正社員を募集して、雇用に関していろいろ考えたことがきっかけだ。応募者のなかにはフリーランスの人もいて、フリーでは食っていけないので正社員で雇用されることを目指して活動中だと言っていた。
実は、こちらが求めていた技術をもっていた人材だったが、逆に言えば外注すれば事足りるとも思った。「案件ごとに契約で仕事をしないか?」と言ったら、「それはお断りします」とキッパリは撥ね付けられた。
そりゃそうだ。正社員で応募しているんだから(爆)
そんなことがあって、これからの働き方として、正社員ってありなんだろうか? 時代によって求める人材も技術も知識も変わっていくなかで、正社員という身分制度や長期雇用を前提に働くのはこれから難しくなっていくんじゃないだろうか?
そんな素朴な疑問と、技術革新のスピードが格段と速くなっていくなかで、会社自体、新卒から40年も50年も同じ人を雇い続けて果たして経営が成り立つのだろうかと考え始めた。
そんな考えからブログの執筆を思い立ち、参考になるデータや記事などを下書きに溜めておいて、正月休みの最後の日に丸1日掛けて書き上げた。
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たぶん、これからの会社にとって必要な人材とは、実は特化した技術力や専門知識を持っている(だけの)人材ではない。それらの技術なり専門分野を組み合わせて新しい商品なりサービスを創り出せる人材だ。
特定の専門分野の技術なりサービスは、多少高くついても必要なときに調達すればよいと経営者なら考えるだろう。
正社員にかかる固定費は毎月の給料だけではない。会社負担分の社会保険料がなかなか重たいのだ。もちろん各種手当に福利厚生費、通勤費など毎月払う給料の1.5倍から2倍ぐらいの負担になる。
今では、ランサーズやココナラなど、個人のスキルを売り買いするサービスもあって、自分も時々利用している。
もう日本において、工場建ててラインに人が並んで仕事をするなんてことはないし、お店のレジ打ちすらなくなっていく。この間ユニクロに服を買いに行って無人レジなっていてびっくりしたが、たぶん、これがスタンダードになっていくんだろうな。
単に労働力を提供する仕事はだんだん少なくなる。そして有人のサービスは高級化していくだろう。
特化型の人材は、今後フリーか派遣みたいな形態で仕事をしていくことになるような気がする。それはそれで高い金額で自分を売ればいい。そういうのも十分ありだ。
保育とか介護とか掃除(換気扇やエアコンなどのプロの掃除)とか、人の手で行う仕事は必ず残る。そういう技術をもった専門特化した人材は組織に雇われるのではなくて、自分のサービスを組織に買ってもらえばいいのだ。フリーランス的な働き方だ。保育士や介護福祉士が月給15万とか20万とかなり安く雇われているが、今後は日給3万円とか5万円で働いていただく時代になると思う。で、なければなり手がいなくなるよ。
ずいぶんと社会は変わった。終身雇用で滅多なことでは解雇にならない正社員という働き方が生産性を低くしていると思う。「自ら稼ぐ」働き方にシフトする大きな改革が必要だ。
同時に人に払うフィーは高くて当たり前という働き方の仕組みに変わっていくべきだ。仕事が正当に評価されて高い手当を払う。そういう投資に積極的な企業しか勝ち残れない時代がすぐそこまで来ているようだ。
それが令和時代のスタンダードになる。かな?