7月の中旬頃に、役所からコロナウィルスのワクチン接種券が郵送で届いた。
集団接種会場はインターネットで予約が必要で、特設サイトにアクセスしたが、基本土・日のみで、ほぼ予約枠は埋まっていて予約が取れない。
そこで、かかりつけの医院に問い合わせたら、7月中はワクチンが届かず、8月になってからでないと受け付けられないとのお返事。
どちらかと言えば自分は、それほど急いで接種する必要もないかなぁ~なんて、のんびり構えていたんだけど、最近、変異種のデルタ株が猛威を振るっていて、ぼちぼちと知人や取引先の会社で社員が感染したなんて話を聞くようになった。
大学時代の友人は、息子さんが感染したらしく、本人は40度近い熱が出て、友人も濃厚接触者で10日間の自宅待機になって仕事を休まなければならなくなったそうだ。どこか他人事のように感じていたコロナがジワジワと身近に迫ってきて、ちょっと、いやだいぶ焦ってきた。
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自分の勤める会社は、小さな会社なので、基本的にひとつの事務所に全員が勤務している。ただでさえ、先行き不透明で業績だって厳しさが増しているのに、もし一人でも感染者が出れば完全に会社がストップしてしまう。それはマズイ。
社員には社長の決断で、強制ではないが、ワクチン接種券が届いたら、早めに接種してほしい。ワクチン接種は有給休暇ではなく、特別休暇とするので休んで接種に行ってもらって構わない。家族の付き添いで行く場合にも、同様とするということにした。
昔は絵に描いたようなブラック企業だったのに、いまでは、ずいぶんホワイトになったもんだ(笑)
やっぱりね。創業10年ぐらいは激務だったし、待遇もそれほどよくなかったので社員の出入りも激しかった。途中で経営者が変わり、業績を厳しく求められるようなると、自分一人ががんばったところで埒が明かない。社員の定着率を高め成長してもらって稼げるようになってもらうことが必要だ。
そんな課題もあって、だいぶ就業環境が改善された。
昔を知る自分からすれば、今の社員は恵まれているし「甘いな~」なんて思ってしまうこともあるけど、もうそんな時代じゃない。社員一人ひとりのパフォーマンスとモチベーションを高めるための環境づくりが業績を伸ばすためには必要不可欠なんだよね。実際、在職10年以上の社員が増えてきたあたりで、業績が飛躍的に伸びはじめた。
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そんなこともあって、もう一度かかりつけの医院に連絡すると、8月23日に1回目の予約がとれた。その時点で約1か月先になったが、ひとまず予約が出来て一安心。
そして、今日1回目の接種に行ってきた。
ワクチン接種券に同封された問診票は、事前に記入しておくように言われたので記入しておいた。窓口では保険証と診察券も一緒に提出して受付完了。
予約制で時間も指定されていたので、混雑すると言うことはなかった。自分の他に2~3人が接種に来ていただけで、すぐに呼ばれて簡単な医師の診察を受ける。自分の持病(痛風と喘息)や健康状態を知っているかかりつけ医なので、まあ安心だね。
その後、処置室に移動して、アレルギー反応や副作用の説明を受けて、利き腕と反対側の肩口あたりに「ブスッ」と注射器を刺されワクチンを注入する。
そして、15分程待合室で待機して、変わった様子がなければそれで終了。待機の時間も含めて30分程度で終わった。もちろん費用負担はない。
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ワクチンの副作用はいろいろあるらしいが、個人差もかなりあるらしい。熱が出たり、気分が悪くなったり、時にはショック症状が現れることもあるという。
接種してから6時間経過したが、注射した肩口あたりに鈍い痛みのような症状はあるが(腕を上げると痛みが増す)、今のところそれ以外は特に変わりはない。もう少し時間が経って副作用の症状が現れる人もいるというので、まだ、安心は出来ないけど1回目は副作用が比較的軽いというから大丈夫かな。2回目に副作用の症状が重く出るという人もいるので、問題はそっちの方が心配だ。
しかしね~ コロナ、コロナと騒がれはじめて、もう1年以上経過したけど、前より感染者が増加して、また緊急事態宣言が発令されたり、収まる気配がないね。
今でも、やっぱりマスクは鬱陶しいし、ちょっと何かをすれば「コロナなのに非常識だ!」みたいな風潮は息苦しくて仕方がない。
それに、デスクワークやリモートばかりじゃ仕事も張り合いがない。たまにはお客さんのところに行って、「久しぶり!元気だった!」って、打合せ後に焼き鳥屋に行って焼酎でも飲みたいよ(接待交際費は激減したけど・・・)。
そんな日常が戻ってくるのは、まだまだ先なのかな。
(*´Д`)=3ハァ・・・