8月12日あたりから強く雨が降るようになり、昨日14日はほぼ1日強い雨が降り続いた。
九州ではかなり被害も出ているようだが、岐阜もかなり被害が出てた。岐阜と高山、そして富山を結ぶ国道41号線が昨年に引き続き下呂市で路面が崩落した。昨年も大雨で飛騨川の濁流で路面がえぐられ、先日、ようやくその復旧工事が終わったばかりなのに。毎年これじゃ直しても直しても終わりが見えない。
鉄道も高山線や中央線が不通となっている。
自分の住む街でも、河川に近い低い土地ではレベル3や4の避難指示が出た。
我が家は幸い、高台にあり水害に直接遭うことはなかったが、今朝、久しぶりに外に出たら、いつもトレランで走る山から大量の水が流れ出ていた。これまでその山で土砂災害等の災害は起きたことはないが、なんだか安心できないし、トレイルはもしかしたらなんらかの被害を受けているかもしれない。
ここ数年、どのくらいだろう? 10年ぐらい? これまでの経験や知識が役に立たなくなっている。
ヨーロッパでは熱暑で山火事が頻発しているようだ。これまで自然を好き勝手にしてきた人間に、今度は自然が「もういい加減にしろ! 今度はお前たちの番だ!」と怒りを爆発させているように感じているのは自分だけじゃないはずだ。
自然再生エネルギーだの、カーボンニュートラルだの言われはじめたが、もう遅いかもしれない。
平均気温の上昇を2°以内に抑えると世界中で話し合われているが、これがなかなか利害関係が複雑で一筋縄ではない。研究者の間では2050年までに、最悪4°ぐらいの気温上昇が見込まれるみたいなレポートもあるが、実際そうなった場合、人間が住める地域はどんどん狭まってくるとか、食糧危機がくるとか、さまざま警鐘を鳴らしている。しかし対策は後手後手だ。
自分も仕事でもプライベートでも、さまざまな資源を使って暮らしているけど、昔に比べると使うエネルギー量は知らぬ間に増えているのかもしれない。世の中が便利になれば、どこかで負荷が掛かっているんだろうな。ほとんど客の来ない深夜コンビニでもかなりエネルギー使っているけど、でも、24時間営業しているコンビニが無くなったらやっぱり不便だ。
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寝室のクーラーが全く冷えなくなって、生暖かい風しか吹かなくなった。
社会人になるまで、自分の部屋にクーラーなんてなくて、それでも夜窓を開けていれば、多少涼しい風が通ってなんとかやり過ごしていた。今はさすがに寝る時クーラーがなければ地獄だ。
クーラーの製造年月日を見ると、1997年製となっていたので24年も使ったんだ。そりゃ寿命だと急いでクーラーを買いに行った。
もう昔には戻れない。
夜でも30°を超える部屋で寝ていては脱水症状起こす。
やっぱり、便利で快適な暮らしを覚えてしまえば、昔のようには暮らせない。
最近、会社のパートのおばちゃんと話をしていて、「ふつうに気温が35°超えてくるなんて、やっぱりおかしいよね。一体、どうなるんだろう?」と言ったら、「人間がいなくなるのが1番の解決方法じゃないですか」って返されて言葉を失った。
その通りとしか言いようがない。
諸悪の根源は、人間の飽くなき欲望なんだよね。多分、もう元には戻れないところまで来ているのは間違いなさそうだ。
自業自得。
もうそれしか言葉が浮かばない。
それでも、被害に遭われた方には、さすがにそんなことは言えない。一般の個々人はふつうに暮らしていただけだ。どうか、ご無事で。健康に留意して過ごしてほしい。