朝から台所の蛍光灯が点いたり消えたりして、何度かスイッチのON・OFFを繰り返したら、まったく点かなくなってお逝きになった。
たぶん、家を建ててから1度も替えた記憶がない。20年選手だ。よくがんばってくれた。
数年前に家の電灯類をLED化したときに、ここも替えようと思ったが、電極が天井に直付だったため、簡単には替えられそうもないと諦めた。せめて蛍光灯だけでも新しくしようと近所のホームセンターに買いに出かけたが、同じサイズのものがなくそのままになっていた。
「さすがに、もう寿命だな」
会社の帰りにでも買ってこようと思ったのだが、
「そういや前にも買いに行ってサイズがなくて買えなかったなぁ」
と、思い出した。
「買いに行って、また無かったら無駄足だし・・・」
そうか。検索すればいいんだ。
蛍光灯を外し、型番を確認して検索窓に打ち込むと、Amazonやyahoo、楽天などのECサイトがずらっと表示された。どうも、使われていた蛍光灯は一般家庭の標準的なものではなく、事務所などで使われる業務用のサイズのようだ。だから、ホームセンターや家電量販店では置いていないのか。そして、10本、20本単位で販売されているところが多い。もちろん1本あれば事足りるのだが、1本だけだとやや割高になる。
値段、納期、送料などの情報を比較する。今回の優先順位は値段より納期だ。台所の電気が点かないと不便で仕方ない。
本体の値段の安いものは、送料が本体より高かったり、送料無料となっているものは、本体がものすごく高い値段になっている。これは仕方ないのかな。自分で買いに出かけて探したり、一度お店に行って取り寄せの注文をして、改めて取りに行ったりとかいう手間を考えれば、少々値段が高くなってもネットで注文した方が確実だし、無駄足もない。
結局、納期が一番早いのはAmazonだった。値段的には、送料合わせて他に安いショップもあったが、プライム会員になっているので、追加料金なく「お急ぎ便」が使えて明日には届くみたいだ。凄いよね。「あした」届くんだよ。商品を求めて探し回るのバカらしくなる。
「なんだかんだ言って、Amazon最強!」と口から出てしまう。
* * *
一番最初にAmazonで買い物したのはいつだろう? 履歴を調べてみたら2008年だった。13年前だ。
当時Amazonは基本的に書籍がメインだった。今回の蛍光灯の出来事のように、読みたい本があっても本屋に置いてない場合が多い。特に田舎の書店では専門書なんて絶望的だ。そんな田舎に住む読書人にとってAmazonは救世主のように思えた。
この頃のECは黎明期から脱却して、ようやく普及する時期に入ったころだったと思う。もっと遡って調べてみると、ヤフオクは2003年に取引履歴があった。Yahoo!ショッピングは2007年。意外と昔から取引しているんだな。当時ガラケー全盛の時代で周りは「本当にちゃんと届くの? それにインターネットにカード番号や銀行口座打ち込むなんて怖くてできない」なんて人が多かったように思う。あの頃のヤフオクの取引は面白かったけど、詐欺まがいの出品も多かった(笑)
それが今では、実店舗で商品を確かめて、店から出てネットで買うなんて時代になった。ネットショッピングが普及し始めて、わずか20年で、我われの生活や消費行動は激変した。欲しいもの、必要なものが、いつでも、どこに住んでいても手に入る。すでにネットとスマホがない生活なんて考えられない時代になった。
自分が小学生のころ、どんな未来を描いていたんだろう。時計で電話ができるとか、メガネをかけるだけで、世界中のどの国の景色もリアルタイムで見れるとか、クルマが空を飛ぶようになるとか。
そのほとんどは、すでに実用化されているか、技術的には完成されている。欲しいものが、テレビのリモコンボタン押すような感覚で買えるとかも考えたな。まさにネットショッピングだ。あと10年もしたら青いバラを咲かせるように、人が想像する大体のことが実現しているか、その想像を遙かに超えるテクノロジーを享受し、あたりまえに使っているのだろう。
いま、2030年の世界を予測するこの本を読んでいるのだが、すごいことになってる(笑)
2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ (NewsPicksパブリッシング)
- 作者:ピーター・ディアマンディス,スティーブン・コトラー
- 発売日: 2020/12/22
- メディア: Kindle版
一方で、温暖化や気候変動、自然災害の多発、少子高齢化、所得の格差などの課題も多い。それらの課題は解決できているのだろうか?