一昨日の明け方。
ものすごい雨音で目が覚めた。
窓の外を眺めると、一面水しぶきで先が見通せないほどの雨。
なんかヤバそう。
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会社に行く時間になると、雨は小康状態。出社するには問題なさそうだが、もし、道路が冠水していたり、土砂が流れていたら、車高の低いBRZは乗り越えられないだろうな、と思いつつ家を出る。
ところどろこ山から水が流れ出しているところはあったが、特に交通に支障がでるような箇所もなく会社に到着。「こんな時デリカだったら安心感が違うだろうなぁ」と、本気でセカンドカーにジムニーが欲しくなった。
結果的に、自分の住んでいる岐阜市周辺は大きな被害はなかったが、岐阜県内の特に下呂や高山、郡上方面は、川の氾濫や土砂崩れ、道路の崩落など、普段ツーリングで何度も走っていいる道路がズタズタになっていた。
国道41号(名古屋から高山を抜け富山を結ぶ幹線道路)は、飛騨川(途中で木曽川と合流する)沿いの谷を縫うように、川から結構な高さに通っている。ガードレールから川面をのぞき込むと、ちょっとビビるような高さの所もある。そこが増水して道路をえぐるんだから相当なエネルギーだ。自然が一度牙を剥けば人間が作ったものなどひとたまりも無い。
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なんだか、災害のニュースばかり見せられて気分が沈む。数十年に一度の大雨がここ数年の間に何度も降っている気がする。子どもの頃に経験した梅雨はシトシトと雨が降る梅雨だったような?
ただでさえ、雨降りの季節は気分が沈みがちになるのに、今年の夏の北海道ツーリングを中止にして一つ楽しみが無くなった上に、普段ツーリングで走る道路がズタズタになったニュースに心を痛めて・・・
本当だったら、来週は北海道に向けて出発していたはずなのに。
ただ・・・こんな状況で出発しても、たぶん気持ちは乗らないだろうから、結果的にキャンセルして良かったかも。
もし、7月後半の連休に梅雨が明けていれば、買ったばかりのタープとテントを積んでどこか出かけよう。
明け方の豪雨が嘘のように止んで、昼には日差しが差し込む。お昼休みに近所の公園まで散歩すると紫陽花がたっぷり水を吸い上げでみずみずしく咲いてた。