前回、のんきな新年のあいさつの記事をアップして数時間後。
スマホがけたたましい音とともに緊急地震速報が流れてきてすぐに揺れはじめた。
そこそこ大きな揺れで「とうとう南海トラフか!」と焦ったが、岐阜は震度3で特に大きな被害はなかった。
すぐにテレビを点けて情報を確認すると、能登で相当大きな地震であることと、津波警報が出され、アナウンサーは緊迫した声で非難を呼びかけていた。
のちのち、その被害の大きさが報道され、元旦にこんな地震が起こるなんて・・・と正月気分も吹っ飛んだ。
翌日には、羽田で飛行機の衝突事故が起こり、「マジかよ」と2024年は波乱の幕開けとなった。
地震で被害に遭われた皆さまには心からお見舞い申し上げますとともに犠牲になられた方には謹んでお悔やみ申し上げます。
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そして、相次ぎ訃報も飛び込んできた。
経済評論家の山崎元氏が、1月1日に食道がんで亡くなった。
確定拠出年金をはじめるとき、何の知識もないことから山崎氏の著書「確定拠出年金の教科書」を手に取って勉強した。
インデックスの投資信託の選び方などを非常にわかりやすく解説されていて、投資初心者の自分にはバイブルとなって、わからないことがあると何度も読み返した。
「投資信託の99%の商品はクズだ」と痛快に業界のタブーに切り込んだ。自分が投資先を間違わずにこれまで運用できたのは彼のおかげだ。
その後も彼の著書や動画、そして山崎氏が連載していたトウシルで知識をアップデートしてきた。
彼は、生命保険やがん保険は不要、不幸のゲームだ、公的医療保険で十分と身をもって情報発信してくれた。保険は手数料が高く、CMを使ってまでがん保険を売るのは保険会社が儲かっているからだと、その仕組みを解説し、自分もそれに倣い、すべての保険を解約し、支払っていた保険料をインデックスの投資信託につぎ込んだ。
いまでは、保険で支払われるだろう保険金より蓄えもできた。
がんに罹患したことを公表したあとも、精力的にメディアで発信し続けた。ただ、最期に出演したYouTubeの番組は、本当に苦しそうだったが、不都合な真実を糾弾する山崎節は衰えていなかった。
そして、がんになって考えたことをnoteに綴ってくれた。
本当に貴重な情報をありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。
そして、これからも山崎さんの教えを守って資産運用を続けて参ります。