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【年の瀬の雑感】会社なんて簡単に変わんねーよな。

 

 

年の瀬だ~。2023年もあと1週間ちょい。

 

歳を取ると時間の過ぎるのを早く感じるというが、本当にそう。1日はフツーに1日なんだけど、気がついた1週間経って、さらに1か月経って、そのうち季節が変わって1年が過ぎている。このサイクルがどんどん短くなる。

 

子どもの頃は春夏秋冬、季節ごとに楽しみがあって、その季節の中で1日1日にやることがたくさんあった。

 

子どもは、毎日の生活の中で聞くこと見ることすべてが新鮮で1日が新しい体験であふれているので体感的に時間が長く感じるらしい。大人になるにしたがい新しい体験が少なくなり単調な毎日の繰り返しで刺激がなく、気がついたら時間が経っている、ということになるという。そういや小学生の頃の1日は「今日は誰と遊ぼう?どんな遊びをしよう?今日の晩ご飯は何かな?」とアタマの中はグルグルと忙しかったが、今じゃ「あ~早く家帰って風呂入ってビール飲みたい・・・」てな感じだわ。

 

「ジャネーの法則」というのがある。

 

「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的で解明したもの」

 

なのだそうだ。

 

たとえば、50歳の人間にとって、1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の子供にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間にあたり、5歳の人間の1日が、50歳の人間の10日にあたることになる。

参考:https://tenki.jp/suppl/rsakai/2018/11/10/28569.html

 

確かに小学生の頃は1年1年がスゴく長く感じたが、社会人になったら区切りが10年単位ぐらいにざっくりしてきた。

 

*  *  *

 

自分は1度だけ転職しているが、基本的には就職して以来同じ業界で仕事をしている。

 

もう35年だ。長いようであっという間だ。

 

若い頃はだいぶ苦労もしたが、若さ故のチャレンジ的な仕事もしたし、中堅になれば自分の意見も通りやすくなり創造的な仕事もできた。

 

今は経験を積んで、大体のことはうまく対応できるし、業界の中では人脈も広くなり、無理をしなくても仕事は取れる。むしろ舞い込んでくる。ただ、新規でわくわくするような仕事は少なくなった。と、いうか、もうほとんどない。

 

そんな現状に危惧もある。過去の成功体験にすがり同じことの繰り返しで、気がついたらビジネスモデルが時代遅れになっていた、なんてことはよくある話。たとえば経営学のケーススタディでよく取り上げられる、写真フィルムのコダックと富士フイルム。どちらの企業も写真フィルム業界では参入障壁の高さを武器にして寡占状態と言ってもいいポジションだった。

 

デジカメの登場にコダックは「フィルムで儲かっているのに、どうなるかわからないデジタルカメラには投資できない」と業態転換できずズルズルとフィルムを作り続けているうちに倒産してしまった。

 

一方、富士フイルムは、いずれデジカメが普及すればフィルムはなくなると危機感を持ち、さまざまな事業を水平展開して見事に業績を伸ばした。

 

まさに、今いる業界がコダックのように何も変えられずに、今までの商習慣を小手先だけ変えて乗り切ろうとしているが、ほころびがいよいよ大きな亀裂になって崩れ去ろうとしている。

*  *  *

 

ひとつの事業(ビジネスモデル)は大体20年で寿命が尽きるという。事業を継続するというのは容易いことではない。その20年の間に次の展開につなげ時代の変化に柔軟に対応できるかが鍵になる。

 

少子高齢化、人口減少、パンデミック、デジタル化に人工知能、デフレからインフレ、戦争や紛争、地球温暖化に脱炭素化。最近では数年前の常識すら上書きされる社会だ。だからビジネスも時代に合わせて素早く対応することが必要なのはわかっている。

 

が、会社で何かを変えようと思っても自分一人でできることはしれている。事業の方向を定め、その必要性を社員に丁寧に説明しても理解されるかどうかわからない。骨の折れる作業だ。ましてやうまく説明するのが難しい。これまで自分はどちらかと言えば肌感覚で時代を読んできて渡ってきたほうなので、マクロではわかっていてもミクロに落とし込んで説明するのが得意ではない。ビジネスの勘所って微妙なんだよね。自分でさえわからないときがある。何かが降ってくるような感覚を説明して理解されるわけがない。

 

年齢的に残された時間もそれほどあるわけではないし。だったら変えなくてもいいか、現状維持でいいか、なんて悪魔がささやくときもある。そのほうが楽だし。

 

これまで会社の業績だとか売上とかマネジメントとか、内側のことばかり気にとられていた。でも、ここ数年は業界の垣根を越えていろいろな人と交流するよう心がけたら、なんとなく新しい世界のとば口が見えてきた。「いまのままじゃヤバい!」とビンビンきているのだ。それは肌感覚だ。

 

よくよく考えると会社とか組織とか業界に変化を求めるより、自分の居場所やポジションを変えるほうがよさそうな気もする。最近そんなふうに思い始めた。

 

自分がやりたいことができるポジションをめざすのか? 現状のままフツーにやって逃げ切るのか? わくわくする時間を過ごせるのか? 刺激のない毎日を過ごすのか? 来年は結構重要な選択の年になりそうな・・・気がする。

 

来年、つまんねー投稿が増えたら、後者だと思ってください💦

 

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