午後5時少し前に本日のお宿「志賀高原ホテル」に到着。
事前に「屋根のある下にバイクを停められますか」とホテルに確認しておいたので、エントランス脇の屋根下に停めさせていただいた。
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部屋は本館のシングル。一番安い部屋だ。建物は歴史がある、と言えば聞こえがいいが、設備も部屋も古さを感じるし、最近のビジネスホテルの方がはるかに快適ではあるが、別に大浴場もあるし、あとで紹介するが素敵なラウンジもある。正直、部屋は自分的には十分だ。ちなみに、このとき、あと2,000円も出せば、スーペリアツインの広めの部屋にアップグレードできた。
タバコを止めて数年になる。もう、あのヤニの染みついた喫煙の部屋には泊まれない。勝手なものだ(爆)
そういう意味で全館禁煙は素晴らしい。隠れて吸ったら罰金50,000円!
喫煙者には厳しい世の中になったなぁ。ちなみに館内に1か所喫煙所はあった。
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到着して、すぐに大浴場にいって湯に浸かり、湯上がりに部屋でビールを1本飲んだらお楽しみの夕食の時間だ。
時間は完全予約制で30分ごとに区切られて、お客が一気に集中しないように配慮されていた。なので、できたての料理がスムーズに運ばれてくる。
こちら本日のメニュー。
メインは魚か肉かを選ぶ。プラス3500円で両方いただけるシステム。スープも別みたいだ。オニオングラタンスープがオプションとなっていた。宿泊費込みの値段を考えると、そんなものだろう。
フランス料理なので、さすがにビールや焼酎は合わないが、一人なのでワインをボトルで頼むほどでもない。信州産の赤ワインをグラスでオーダーする。もうちょっと注いでくれてもいい気がするけど・・・なめるように飲んだよ (;´д`)トホホ…
本日のアミューズ(お楽しみ)。きのこのパイみたいなもの(名前は忘れた)。フォークと比べて見ていただければ、その大きさはお分かりいただけると思う。一口でおわり(笑)
パンは2種類。これはどちらももっちりしていて美味しかった。
前菜はニジマスのマリネ。
メインはお肉にした。和牛頬肉の赤ワイン煮。
これが、柔らかくてホロホロで、かつなかなかボリュームがある。これだけでおなかが膨れるぐらい。
デザートは何だっけ? プリンのようなチーズケーキのようなものにシャーベットが添えられていた。お上品なお味でした。
リゾートホテルの食事って、味だけでなくレストランの雰囲気とか、ウェイターの所作とか心遣いとか、そういうのすべてを含んで楽しむものじゃない。周りのお客さんも比較的上品な人たちで、大声でしゃべったり、酔っ払ったり、あれこれ注文を言い付けるような人はいない。小学生ぐらいの子どももいたが、よく躾られているのか普通にテーブルマナーができていた。素晴らしい。
一人でも落ち着いてゆっくり食事を楽しむことができた。
もちろん、安居酒屋の喧噪の中で仲間と騒ぎながらサワーを飲むのも嫌いではない。TPOに合っていればいいのだ。それを場違いにぶち壊すヤツは許せないだけだ。
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今回の一番の楽しみは、このホテルの自慢である暖炉のあるラウンジで、ゆっくりウィスキーを楽しむことだ。
比較的暖かい日で館内はもちろん空調が効いているから、今日は暖炉の火が落とされていると心配した。が、杞憂でよかった。
国産のウィスキーをロックでいただく。先ほどのワインと違い、かなりサービス満点の注ぎ方(笑) たぶんダブルぐらいの量がある。
Kindleを持ち込んで、読みかけの小説を読みながらときどき暖炉の火に目をやったり、窓の外を眺めたり。こんなにくつろげるラウンジって他にあるだろうか? 時間がゆっくり過ぎていく。
しかし、レストランでラウンジのドリンク券を配っていたので、時間が経つほど混み合ってきた。
「そうだ。今日はよく晴れていたから星が綺麗に見えるだろう?」
このラウンジから直接外に出ることができるようになっていた。冬であればゲレンデに直接出ることになるだろう。よし。酔いで火照った体に少し外の空気を当てに行こう。
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季節外れの暖かさとは言え、標高1800メートルの高原の空気はひんやりしている。
振り返るとシンボルの三角屋根。
その上には、星空が広がっていた。
ゲレンデの方に目を向けると、薄く木々が浮かび上がり、その先に満天の星空。
来てよかった。この風景を見れただけでも十分価値ある。
ちなみに、最近スマホをiPhone13に替えたのだが(それまでiPhoneSE)、カメラの性能が飛躍的によくなったのがわかる。こんな夜景も撮れるなんて。こりゃ、デジカメが売れなくなるわけだ。
相棒のバド。明日もよろしく。
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翌朝もまずまずのお天気だ。朝食前にゲレンデを少し散歩する。
落ち葉の絨毯。ゲレンデの整備も進んでいるようで、雪が積もればすぐにでもリフトが稼働しそうだ。
ポツンとソファーが置かれている。いいね。ここでずーっとぼんやりしたり、本でも読みたい。
その先の建物は、ゲレンデがオープンするとカフェレストになる。以前滑りに来たときここでコーヒーを飲みながら休憩したことがある。一番奥のゲレンデだから、人も少なく静かでよかった。なによりホテルと同じ基準のサービスだった。
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朝食も予約制。朝一番の7時に予約した。
オープンと同時に入店する。
普段はビュッフェスタイルみたいだが、今回は和食か洋食かを選ぶスタイルだった。
こちらが和朝食。小鉢の数が半端ない💦
こう言うのって、焼き魚が冷たかったりするじゃない。違うのよ。魚も卵焼きも焼きたて! さすがちゃんとしたホテルは違うわ。時間予約制って、その時間に縛られるのがあるけど、こうして温かいものを温かいうちにいただけるのでよいと思う。
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さあ、部屋に帰って出発の準備だ。今日も楽しみなルートを考えている。
「おら、ワクワクするぞ!」(by悟空)