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「わたせ せいぞう」の世界に憧れていた若い頃の記憶が蘇った話

 

 

 

休みの土曜日。朝から雨・・・

 

最近は、休みの日でも6時頃には目が覚める。

 

簡単に朝食を済ませ、PCに向かい溜まっていた緊急では無い仕事のメールに返信を打ち、業務上、読んでおきたいいくつかのレポートや論文に目を通す。最近はプリントアウトしたものを持ち歩くより、PDFでクラウドのサーバーに上げておくようになった。そうすれば、いつでも、どこでも読むことができるので便利だ。

 

が、サーバーに上げておいて「いつでも読める」状態になると、逆に「いつでも読めるから・・・」とデータが溜まる一方で収拾がつかなくなるときもあるので、こういう雨の休日にまとめて読むようにしている。

 

少し疲れて、ふっと本棚に目をやると、もう10年以上は開いたことがないであろう1冊の本が目に留まる。

 

『近くそして遠い雲の下』わたせ せいぞう 角川書店

 

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奥付を見ると

 

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1989年10月25日の初版本だった。自分が22歳の時。ISBNはまだ978のナンバーがない頃に出版された懐かしい本。何回も引っ越ししたり、結婚しても30年以上、手放さずに本棚にあり続けた。

 

 

 

*  *  *

 

自分が二十歳前後の頃「ハートカクテル」というアニメが放映されていた。パステル調の絵におしゃれな男女のストーリー。

 

画像1

 

10代の頃から片岡義男の小説を読み、南佳孝や大滝詠一の曲をよく聞いていた。そんな世界観が好きだったから、このアニメは自分の心に突き刺さった!

 

当時の自分より少し大人の恋愛の機微と都会や海辺、高原のシチュエーション。なんとも言えないほどカッコよくて、自分もあの主人公のようにオートバイに乗って劇的な出会いをして、素敵な女性と肩を並べてバーのカウンターでロックのウイスキーの氷をカラカラしてみたり・・・そんな妄想が脳を支配していたよ。

 

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ハートカクテルVol.206 ロバータ・フラックがジェシィを想い出させた

 

 

1980年代後半の当時は、バブル時代の絶頂期だったし、若者はそんなおしゃれなストーリーを真似ようと努力したもんだ。

 

自分も若いときに実際にマネをしようとがんばってはみた。が、自分にはそんなセンスも容姿も(そしてお金も・・・)備えていないことを思い知るだけで撃沈・・・滑稽なだけだった。

 

今となっては現実の暮らしにそんなことはあり得ないことは痛いほどわかっている。アニメや小説、歌詞の中のフィクションの物語だから輝いて見えるのだ。

 

*  *  *

 

パラパラとめくっていると、そこに描かれた絵にはトライアンフのボンネビルが・・・

 

わたせの世界にボンネビルはよく似合う。たぶん、これが心のどこかに原風景として刻まれていたのかな。

 

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あれから随分月日が流れ、50を過ぎた今でもオートバイに乗り続けている。そして、わたせせいぞうが描いていた、当時は手も足も出なかった英国車のトライアンフ・ボンネビルに自分が乗っているなんて。20歳の頃の僕が想像できただろうか。

 

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忘れかけていた、青臭い青春を送っていた遠い昔の、憧れていたわたせの世界観が蘇ってくる。

 

「不思議なものだな」

 

1冊の本が当時の自分を連れ戻す。歳を取るってこういうことなのか。若い頃に憧れていた世界の一部が歳を取っても、いや、歳を取ったからこそ、実現できることもあるんだな。

 

さすがにもう、わたせや片岡が描いたラブストーリーを演じることはないだろうが、まだまだ人生に彩りを加えることは可能なんだ。しょぼくれた中年オヤジにはなりたくない。英国車が似合うかっこいいダンディなオートバイ乗りでいたい。

 

そういう自分になれるかどうかは気持ちと行動次第。

 

子育ても一段落して、カミさんはカミさんの時間を過ごすようになり、少し自分の自由な時間も増えた。何かと理由を付けてウジウジしている場合じゃない。

 

50歳代の同士のオヤジたち。若い頃の夢を一緒に叶えようよ。今だからこそ出来ることもあるさ。

 

 

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