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【BRZで行く山陰を巡る旅】その3ー大山のワインディングロードから石見銀山へ

 

 

 

 

大山池のキャンプ場では、蒸し暑さと旅の興奮からかあまり眠れず、5時にはテントから這いずりだした。

 

ずいぶん間が空いてしまいましたが前回の記事はこちら ↓

 

www.bullpowerworld.com

 

 コーヒーを淹れ、前日に買っておいたパンをかじって朝食を簡単に済ます。

 

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大山のワインディングロード 

雨予報だった天気予報によい意味で裏切られ、朝から青空が広がる。コーヒーを飲んだら早々にテントを撤収し、荷物をクルマに積み込む。バイクと違ってトランクに放り込むだけなので時間もかからず楽だな。

 

セローのお兄ちゃんはまだ寝ていいるようなので、声をかけずに朝7時前にはキャンプ場を後にする。

 

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緑の水田の奥に山並み。正しい田舎の風景だ。

 

 大山池からは大山の麓をぐるっと南側に回りこむように走る県道45号線のワインディングを楽しみながら米子方面にクルマを走らせる。

 

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ちょっと本気モードにさせる曲がり具合(笑)

 

スポーツモードにして低いギヤで回転数を上げながら少しペースを上げる。

 

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平日の朝早い時間なので、自分以外のクルマはほとんど見かけない。貸し切り状態だ。 

 

STIスポーツのBRZはかなり足回りがしまっていて、普段乗るクルマとしての乗り心地は最悪で、路面のギャップをダイレクトに伝えてくる。

 

しかし、ワインディングや高速道路では車体が安定し、なおかつハンドリングがシャープなので運転が楽しくて仕方がない。

 

って、気持ちよく走っていたら・・・

 

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あれま (゜Д゜) 

 

 少し前の大雨の影響で通行止め・・・残念

 

石見銀山とは

 米子からは山陰自動車道と国道9号線でひたすら西へ向かう。

 

石見銀山が世界遺産に登録されたのは2007年。それまで石見銀山の存在すら知らなかった。たぶん歴史の教科書にチラッと書かれてはいるんだろうけど、まったく覚えていない💦

 

ただ、いつのころからか廃坑とか遺構とか、または廃墟とか、昔の人の生活の足跡や面影を偲ぶ場所に惹かれるようになり、世界遺産登録で知った石見銀山はぜひ訪れたい遺構のひとつだった。

 

石見銀山は1500年代に本格的な開発がはじまり、戦国の時代にはその銀を軍用に用いるために時の権力者たちがその領地の支配を巡って争いを繰り広げた。江戸時代には幕府の直轄地となって幕府の財政を支えたという。

 

詳しくはリンクを参照してね。↓

 

www.pref.shimane.lg.jp

 

まずは、基本的な情報を得るために「石見銀山世界遺産センター」へ。

 

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石見銀山の歴史や銀の採掘、精錬などが詳しく説明されている。

 

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江戸時代の最盛期には、こんな山奥で5万人以上が暮らしていたらしい。

 

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坑道の模型。何層にもなっているのがわかる。

 

間歩を見学

石見銀山の実際の見所は「世界遺産センター」とは少し離れた場所にある大森という地区。

 

センターで「観光客のクルマは基本的に入れませんので、自転車を借りて回られるといいですよ」と教えていただいたので、その通りレンタルサイクルを借りることにした。

 

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貸し自転車屋のおっちゃんが「坑道のあるところまでは上り坂なので、電動自転車がいいよ」とお勧めしてくれる。電動が2時間で700円で普通の自転車が500円。

 

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初めて電動自転車に乗ったけど「めちゃめちゃ楽やん!

 

坂道もグイグイ登っていく。年取ってバイクもクルマも危なくなったらこれでいいかも。

 

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山に続く街並みと一本道。

 

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ちょっと古そうな建物。

 

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玄関は民家みたい。これ小学校なんです。大森小学校は明治5年開校とのこと。子どもたちの声が漏れ聞こえてくる。

 

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清水谷製錬所跡。

 

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明治になって民間に払い下げられた後に作られた施設で、実際には1年ぐらいしか稼働していなかったと説明書きに書いてある。もうそれまでに採掘され尽くされたということなんだろうか。

 

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見応えはある。

 

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奥の煉瓦の構造物は獅子が座っているように見える。

 

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少し道を外れると廃墟と化した住宅がチラホラ。表の道は歴史を感じさせる街並みが整備されているが、高齢化と人口減少で空き家も少なくはないようだ。

 

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街から山間の道に出ると至る所に穴が開いている。もうそこらじゅう掘り尽くされた坑道の跡。

 

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坑道のことを「間歩」(まぶ)というらしい。 

 

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現在、唯一公開されている龍源寺間歩に到着。自転車を置いて入場券を買う。大人410円也。 

 

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間歩の入り口。出口はまた別のところになる。

 

間歩とは鉱山の掘り口のことで、龍源寺間歩は世界遺産・石見銀山遺跡の中で唯一、常時公開されている坑道です。中は冬あたたかく夏はひんやりとしています。壁面には当時ノミで掘り進んだ跡がそのまま残っており、また排水のため垂直に100mも掘られた竪坑も見ることができ、石見銀山絵巻等の展示もあるなど、当時の石見銀山の姿を体感できる場所です。
龍源寺間歩は江戸時代中頃に開発されたもので、長さは600mに及びます。大久保間歩に次ぐ大坑道で、良質の銀鉱石が多く掘り出されました。閉山したのは昭和18年といわれ、約230年もの間、間歩の開発が行われました。

龍源寺間歩(石見銀山) | しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト

 

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明治時代の間歩の様子。

 

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入り口に近づくと冷気が吹き出して、空白く靄がかかっている。この日は35度近かったので涼しくてありがたい。

 

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坑道の中は夏でも15度前後ぐらいだという。

 

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坑道に入る。

 

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手掘りの跡が今でも残る。当時の作業は重労働で、肺をやられて30歳ぐらいで亡くなる人も多かったみたいだ。もちろん落盤とか、様々な事故も多かっただろう。

 

ここで働いている人たちにとって銀はどんな価値があったのだろう。実際に自分たちが掘り出した銀とは無縁の生活だったに違いない。自分が命がけで掘っている銀の価値すら正確には理解していなかっただろう。時の権力者たちの欲望のために穴を掘って暮らしていただけだけの人生だったのかもしれない。人間の欲は誰かの犠牲の上に成り立っているのがよくわかる構図だ。その爪痕が岩に残るノミで削った跡だ。

 

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本坑に対して無数の側坑が掘られている(ひおい坑)、人一人が屈んでやっと入れるぐらい。時には鉱脈に沿って上に伸びて掘られているものもある。どんな姿勢で掘っていたのかが一目で想像できる。この仕事を進んで選ぶ人はいないはずだ。みんな生きるために命がけで採掘した銀は、皮肉にも外国の商人から人を殺すための武器を買うために使われた。

 

無駄な人生がうず高く積まれているだけの穴が数百年経って世界遺産になった。決して輝かしい歴史に彩られているわけではない遺産だ。

 

無常。

 

この日、間歩の中にいたのは自分ともう一人だけ。平日の月曜日でコロナもあって、人はほとんどいなかったのでゆっくり見学できた。いろいろ思い馳せる貴重な時間だった。

 

*  *  *

 

間歩を出て、ちょうどお昼時になりお店の看板に惹かれて自転車を止めて

 

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古い民家を改装したカフェに入る。

 

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ここでもお客は自分だけ。

 

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窓の外は新緑と川のせせらぎ。ロケーションも最高で

 

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銀山の資料や写真集を眺めながら、少しマスターと銀山が世界遺産に登録されるまでの話を聞いた。

 

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焼きカレーをいただいた。

 

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ご飯にカレーにチーズにタマゴ。絶対旨いやつ。

 

 

家に帰ってマネしてみた(笑)なかなかの出来栄え。


 

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食後は少し大森の街並みを眺めながら散歩して

 

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クルマに戻ると

 

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なんと温度計は40度・・・今年の夏も暑くなりそうだと石見銀山を後にする。

 

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