険道430号線を無事走り抜けて辿り着いた「二瀬キャンプ場」。
前回の記事はこちらから ↓
こちらは、フリーサイトのエリア。特に予約とか必要なくて、来た順に好きなところにテントを張っていいみたい。
比較的天気も良くて気温も高めだったので、木陰にテントを張ることにした。見渡すところ、近くに家族連れと友達同士のキャンパーが2組。川沿いに3〜4組オートキャンパーがいる。自分を入れても10組に満たない。
ソロは自分だけ。
予想通り、静かに過ごせそうなキャンプ場だ。
バイクからホムセン箱を下ろし
設営完了。
テントは、モンベルのステラリッジII
山岳用のテントだから設営も簡単。ペグ打ち含めても15分ぐらい。ただ、このステラリッジは最近山に登る時に使うことはない。
はじめてテントを買う時、一人用のテントがあまりにも狭くて、お店の人も売れ筋は2人用のステラリッジⅡだと勧められるままに買った。
実際、広くて快適だけど重いし荷物がかさばる。登山する人ならわかると思うけど「軽さ」と「コンパクト」が何より大事だ。2泊とか3泊の縦走になると、ほんの数百グラムの重さが堪えるのだ。2人で1つのテントならいいんだけど、ソロだともっと軽いテントが欲しくなってね。
で、山用のテントにこれを買った。
アライテントのオニドーム1 (南アルプス;両股小屋のテン場にて)
このテントは、スリーブにポールを通して立てるだけで前室ができるんだ。雨の日でもサッと立てて、前室に濡れた靴や荷物を置くことができるし、簡単な調理もできてしまう。ステラリッジよりかなりコンパクトで軽量だ。さすがアライテント。マジおすすめ。
1泊だったら、今使っているミレーのサースフェイ40リッターのザックで十分パッキングできてしまう。
バイクのキャンプツーリングだと、多少荷物が増えたり重くなってもいいので、快適性を優先して、ステラリッジの出番となる。
【阿南町】二瀬キャンプ場
二瀬キャンプ場は、阿南町という長野県の南端にある。シーズンは4月から11月ぐらい。冬季はやっていないみたいだ。そりゃそうだわ。冬場はアプローチの道も凍結とかで厳しそう。
フリーサイトの他に、もう少し上流にバンガローもある。こちらは予約制。(当たり前か💦)
二瀬(ふたせ)キャンプ場|キャンプ場のご案内|自然を楽しむ|観光・移住|阿南町ウェブサイト
フリーサイトのエリアもよく整備されていて、何不自由はない。
トイレは、もちろん男女別。
なんと((((;゚Д゚)))))))
水洗は当たり前。ウォシュレットまで!
シャワーもあります。こちらは脱衣所。
コインシャワー 今回は使わなかったけど、3分100円らしい。
炊事場。お水は沸かして飲みましょう。
いつ、だれが置いて行ったのかわからないスポンジはありますが、持参した方が良さそう。洗剤はあまり使わない方がいいかな。多分そのまま川に流されるタイプだと思う。油もよくペーパーで拭き取ってから洗ったほうがいい。キャンパーとしての最低限のマナー。
雨の日には、こちらの東屋で焚き火や炭を起こせるみたい。
バイクで雨だったら。。。 ここに避難すれば濡れずに過ごせそうだ。
ちなみに売店とかはない。近くにお店もないので、必要なものは持参するか、道中で買い求めましょう。管理人さんも見かけなかった。料金とかどうやって払うのでしょうか? まあいいか。そのうち誰か来るでしょう。
しかし、いつもキャンプ場でテント張って思うけど。
山のテン場に比べたら天国だ(笑)
(山のテン場は、水ない、トイレやばい、もちろんシャワーもない。地面が平らじゃない場合も多し)
ソロキャンプのお気軽・手抜きクッキング
テントも張って、一通り準備も整えて。
猛烈に腹が減った。朝からろくに食べてない。
まずは、何か腹に入れなくてはと、お湯沸かしてチキンラーメン投入!
モンベルがチキンラーメン用に日清食品から開発を託された(嘘)アルパインクッカー14型
ホントに専用品と言っていいぐらい、チキンラーメンが作りやすい。
さあお腹も落ち着いて、一息ついて炭起こす。
これですよ。キャンプに炭火は欠かせません。
愛用しているのは、ソロキャンパーにちょうどいいロゴスのステンレスグリル。
ロゴス(LOGOS) ピラミッドグリル ステンレスグリル[1~2人用] 81063112
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いい感じで炭に火が入ってまいりました。メインイベントです🔥
缶詰クッキング!!!
いや、もうね。一人だからさ。お肉とか野菜とか切ったり焼いたりってめんどくさいし虚しいのよ。
それに、基本呑めればいいし(酔)
最近の缶詰って馬鹿にできないよ。見てよ。「国産真いわしと野菜のトマト煮」って、すごくうまそうじゃない? こんなの家だって作らないよ。お値段は1個400円ぐらいだけど、お一人様キャンプツーリングだったら、このぐらいの贅沢は許されるでしょ?
これをね。
直接ね。
こんな感じで、乗せるだけ。
お一人様キャンプで缶詰めクッキング🥘 pic.twitter.com/KqMOwmf4Cw
— bull power (@bullpower_world) May 24, 2019
グツグツし出したら
クラッカーにディップして食うのよ。
ワインに合います!
こちらは、大根と鶏肉のうま煮。うずらの卵がおいしい。
ワインはフランス産ブルゴーニュ地方の赤ワイン。もちろん無添加だ。
全部のせ!定番の焼き鳥も。
以前は、スキレットで鶏肉焼いたりしたけど、
チキンにバジルとマジックソルトをまぶしてオリーブオイルとレモンで蒸し焼きにした料理(適当に作ったから名前ない)。これはこれでうまいんだけどね。
その一手間がかけられない。
夜の帳が下りるころ
炭火にその辺の小枝を入れてキャンプファイアーしたり。
炭火のオレンジを眺めながら、ブルゴーニュのワインを嗜み
気がついたら朝でした(^_^;)
朝ごはんもお手軽に。ランチパックとカップスープ(クラムチャウダーが好き)
コーヒーは河原に降りてゆっくりいただきました。
朝9時前には、テントも畳んで大体片付けも終わりかけの頃、1台の軽トラがやってきて、おじさんが「料金お願いします」と集金に来る。
なるほど、こういうシステムなのね。
「1張り1000円ですよね?」
「バイクだから500円でいいよ」
「そりゃ、助かりますわ」
「ゴミあるか?」
「はい。レジ袋1つだけ」
本当はゴミは持ち帰りなんだけど、おじさん軽トラの荷台にレジ袋を放り込んで去っていった。
惚れてまうやろー!
ソロバイクキャンパーに優しいキャンプ場でした。
うりぎ温泉「こまどり」と農家ゲストハウス「ポレポレ」
この日は夕方に自治会の集会があるので、早めに帰らなければとバイクを走らせる。
キャンプ場から来た方とは反対の国道151号線に出るまでも、なかなか気が抜けない💦
昨日は風呂に入っていない。二瀬キャンプ場にはシャワーもあるし、近くに和知野川温泉もあるのだが(なかなか渋い温泉らしい)、腹減ったし、飲みたいし、もういいわって、そのまま飯食って寝てしまった。
山を縦走しているときなんて、汗だくで3日ぐらい歩いても風呂とか入らないから、このぐらい大したことはない。けど、メット被りっぱなしで
頭かゆい (>_<)
来る途中で目星をつけていた売木村のうるぎ温泉「こまどりの湯」に立ち寄る。
ここは朝9時からやってるみたいで、10時前には着いたけど営業してた。
体洗って、頭2回洗って(1回目はシャンプー泡立たない)湯船に浸かると、あまりの気持ちよさに「あ〜極楽」と、つい口にしてしまう(ジジイ)
設備もよくて、内湯に露天風呂にサウナもある。お湯もトロッとした美人のお湯系かな(←知らんけど)。
*「知らんけど」最近我が家で流行ってます。人から聞いた噂とか、なんとなく事実関係に自信がないときに言葉の最後につけて、責任逃れをする最強のおまじない。大阪のおっちゃん、おばちゃんがよく使う。
1時間ぐらいゆっくり浸かって、休憩室でほてった体を少し冷まして。
「じゃ、帰りますか」とバイクに向かったら。
よさげなお店から、開店を知らせる看板を出しに来たお兄さんから声をかけられて、
「こんにちは。今日は天気がいいからバイク気持ちいいでしょ。気をつけてね」なんて言われちゃったもんだから、素通りできなくなってメニューを見ると、急に腹減ってきた。
「もうごはん食べられますか?」
「もちろん、どうぞ!」
階段を上がると
こんな感じの店内で
地元の野菜を使ったカレーや
ピザなどが看板メニュー。
昨日はコメ食ってなかったので(カレー飯は食べなかった)、ガッツリ肉と米がいいなって、キーマカレーをお願いする。
野菜たっぷり
トマトで煮込んであるのかな? あんまり辛くはない。野菜の旨味がよく出てる。米もうまい。
ここのオーナーは、街から一家で移住してきたみたいだ。オーナーに聞いてみると最初は農業法人に勤めていたというが、この建物が空き家になったところを借りて、前からやりたかったカフェや宿泊もできるゲストハウスとしてオープンしたという。
夢の田舎への移住生活ですな。今度は泊まりに行ってみたい。
温泉入って、お腹も膨れて、楽しいキャンプツーももうすぐおしまい。
途中、大きな水車がシンボルの山岡の道の駅「おばあちゃん市」でちょいと休憩して、下道でテケテケとSRの鼓動を感じながら無事帰宅。
キャンプツー。
いいです。贅沢な大人の時間。
特にソロは自由に、自分のペースで
静かにゆっくり時間を過ごし、いろんなものをリセットできる。
たぶん時間が有り余っている定年後とかではなくて、
日常で忙しい日々を送っているからこそ、
一人自然に浸って、非日常の中でいろんなことを感じ取って、
次に向かうエネルギーを充電できるんじゃないかと思う。
50代って、子どもの手も離れて、少し自由になるお金もあって、
多少無理なことでも体力的に冒険できる最後の年代だと思うんだよね。
ソロはソロの楽しみ方があって、
一方で気心知れた仲間と過ごす時間も人生を豊かにしてくれる。
今度は仲間と行きたいな。
こんなPVみたいに。
このPV観てインターカラーのSR買ったようなものです。