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無事、旧木沢小学校へ向かう国道152号線に入り目的地はもうすぐ。
すれ違うバイクも多くなってきた。大きく手を振って陽気にあいさつするライダーたち。最高の天気、新緑のワインディング、気分が盛り上がるのも当然だ。
こちらも、元気に返事を返す。
一瞬すれ違うだけの、1秒もないコミュニケーションだけど、バイク乗っててよかったなと思う瞬間。心が温かくなる。
ナベヲさんとご対面
時間はとうに12時を過ぎて、13時になろうとしている。
Yahoo!ブログの頃は、バイク乗りのブロ友さんとリアルで会ってツーリングなんかにも出かけた。今でも連絡を取り合ったり、走りに行ったりする。
この2つのエントリーで一緒に行った仲間もヤフブロ時代からの友達だ。Yahoo!ブログは今年の12月でサービスが終了する。時代の流れなのか少しさみしい気がする。
Yahoo!ブログは比較的カジュアルでフレンドリーというか、気軽にコメントなんかも残してくれるブロガーさんが多かった。それに対して、はてはブログはプロっぽい人が多い (^_^;)
だからはてなブログでは、リアルな知り合いを除いて、実際にブログを通してお会いすることはなかったのだが、ナベヲさんとは、はてなの他にTwitterでもフォローし合っていて、岐阜と愛知で住んでいるところも近い。
なんとなく歳も近いんだろうな、という印象があった。
Twitterのダイレクトメールの機能で「お昼を少し過ぎます」とは伝えてあった。
国道から会場に入る道では、スタッフが「こっち、こっち」と案内してくれる。
モトカフェの会場の旧木沢小学校の校門をくぐると、すでにバイクで一杯だ。
ナベヲさんはすぐに自分を見つけてくれて、駆け寄ってきてくれた。
「はじめまして! ナベヲです」
「はじめまして! ブルです」
不思議なもんだ。出会った瞬間から旧知の友に再会したような気がした。
ナベヲさんのバイクは、SRの生産開始から40周年を記念したアニバーサリーモデル。
ギターの質感を出すために、一つひとつ職人が塗装したタンクが美しい。
早速、移動カフェでコーヒーを買って、日陰の石垣に座り自己紹介やらこれまで乗っていたバイクなど、いろいろな話をする。
笑顔が素敵で、思っていた通りの紳士的な方だった。
旧木沢小学校
せっかくだからと、木沢小学校の校舎の中を見学する。
木の階段の向こうから日差しが差し込む。
木製の机や椅子にナベヲさんと「小学校の低学年の頃は、この椅子、この机だったよね!」と懐かしむ。
でも、もう小学校の高学年には・・・「パイプ椅子!」とハモってしまた(笑)
同年代だからね。
図書館には、年代物の本が揃う。
1冊手に取って奥付を見ると初版は昭和31年。60年以上の前に出版された本だ。著者の検印もある。昔はこれで印税の計算がされていたらしい。今の本にはもちろんない。
校庭には、子供の代わりにバイクが並ぶ。
「ブルくん!教室では帽子を脱ぎましょう💢 」と怒られそうだ。
キャンプ場はどこにする?
旧木沢小を一通り見学して、近くの道の駅まで移動する。2時半ぐらいだっただろうか。
朝のトラブルで朝ご飯も食べ損ねてお昼もまだだ。ナベヲさんは、昼飯がわりに、ここで冷たい五平餅をいただいている。 その様子はこちら(笑) ↓↓↓
自分は、この時間で食べてしまうと、キャンプ飯が入らなくなると思い、グッと我慢。
モトカフェとコラボしているライダー飯売ってるお兄さんに、キャンプ場の情報収集をする。
近くにあるのは、和知野川キャンプ場。お兄さん曰く、ここは家族連れが多いから静かに過ごすんだったら、その奥にある二瀬キャンプ場の方がいいという。
ただ二瀬キャンプ場に行くには、かなり荒れた県道(倹道)を行かねばならぬらしい。ナベヲさんが昔走ったことがあるというが、なかなかの荒れっぷりだったとビビらすことをいうもんだから悩んでしまう。
でも、せっかくだから静かに過ごせるキャンプ場のほうがいい。
意を決する。
険道430号線
ナベヲさんとは、道の駅で「夏にでも一緒にテント張りましょう」と連絡先を交換して、国道418号線から県道1号線に入る交差点まで一緒に走ってお別れした。
和知野川キャンプ場を過ぎ、いよいよ二瀬キャンプ場に向かうべく、険道430号線に踏み入れる。
なかなかの細さだ。クルマだったらすれ違いは難しい。落石と思われる石が転がっていたり、水が流れた後の砂が浮いているところもある。
しかしSRは低速でもトルクあるし、多少のオフロードだったら走れるくらいの機動性もあるので、それほど難しくはない。
落石防止のコンクリもあるし、
ちゃんとガードレールもある(ボコボコなのは気のせい?)。
和知川の支流になるのだろうか? 430号線と並行する和知野川の水は、とても澄んできれいだ。(修正:和知野川が天竜川の支流になるみたいだ)
慎重にゆっくり進むと、程なくして二瀬キャンプ場に到着した。
いい感じだぞ。ここまで来て大正解かもしれない。
(その3に続く)