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Jリーガー・カズの現役に思う。

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横浜FCの三浦知良。そうキングカズと自分は同い年(学年は1コ上)。今年52歳だ。

 

少し前に、テレビで「契約更新・現役続行」のニュースを見て、「カズ老けたなー」と思った。

 

実は最近、鏡で見る自分の顔も老けたなーっと思う。

 

山に登ったり、トレランしたりとカラダを動かすのは好きだ。トレーニングをすれば筋力や体力はまだまだ維持できる。ただ、筋肉の質までは維持ができない。固くなる。柔軟性がないのだ。

 

少し無理な姿勢をするだけで、筋を違える(笑)

 

そういう意味で、カズを素直に尊敬する。

 

しかし、もうカズの歳なら、プレーヤーではなくマネージャーだろ。普通は。どこかのチームで監督をしていてもおかしくはない。

 

それでも、現役にこだわるカズは何を目指しているのだろう。

 

サラリーマンの自分も、似たような境遇がある。プレーヤーとして商品開発をしていたときが現役で、管理職として部下の指導や経営に関わる仕事に変わったときが、現場の仕事からの引退だ。

 

まあ、小さな会社だと、仕事が立て込むとそうも言ってられないので、ときどき現役復帰するが(^_^;)

 

職人だと「生涯現役」の人もいるが、サラリーマンやスポーツ選手はいつか現役引退がくる。

 

現役からマネージャーになったり、他の道へ進んだり、隠居したり。引退後はさまざまだ。

 

40台から50台にかけて、多くの人が直面する「キャリアプラトー」

 

いわゆる、仕事はそつなくできる。けど、新しいことを覚える気力も無ければ、上にも行けない。この先自分は何を目指していけばいいのだろう? とモチベーションが保てない状態のことだ。

 

カズは、いったいどこへ向かおうとしているのだろう。とっくに選手としての旬は過ぎている。チームも戦力として契約しているわけではないだろう。本人もそれは自覚しているはずだ。きっと。

 

カズは知っていると思う。自分が「サッカー選手」であることに価値があるということを。

 

そして、サッカー選手という「現役」を続けること、そして、プレーヤーとして年齢の限界に挑むことで、自分自身の存在を認めているのだろう。

 

彼の存在をどう捉えるか。

 

我々同世代の希望の星として見るのか。

 

人気だけの客寄せパンダに気づかない痛い存在として見るのか。

 

自分は、彼のプレーヤーにこだわるモチベーションがうらやましい。ボールを蹴っている姿がまぶしい。

 

その姿に、できればもう一度ヒット商品を作り出したい。でも、もう自分の知識や技術は通用しないかもしれない。そんな不安と葛藤。

 

いずれ、マネージャーの立場からも引退するときがくる。その時、もう一度プレーヤーとして社会に貢献したい。

 

そんなことを考えたカズの契約更新だった。

 

 

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