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【#北海道ツーリング5】幌舞駅と黄色いハンカチ:高倉健さんを偲ぶ地に行っていた話

前回の話はこちらから ↓

 

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松尾ジンギスカンで特上ラムを食す

 

常呂町で白熱したカーリングの試合を見ていたら、思ったより時間が経ってしまって、本日の予定である「富良野でキャンプ」するには、時間が遅くなってしまいそうだ。それに夜は雨予報・・・

 

さすがに、ここまでフェリーの相部屋やテント、ユースホステルのドミトリーと続いて、4日間も一人でゆっくり寝ていない。

 

ちょっと疲れた。

 

ひとまず、予約していた富良野のキャンプ場はキャンセルして、どこかビジネスホテルでも探そう。

 

ルート的には、旭川市方面に向かうので、ホテルの多い旭川で探したが、町中のビジネスホテルはバイクを止める場所がなさそうだ。路駐はしたくないし、できれば屋根付きがいい。

 

旭川はパスして、少し南に下った滝川市で宿を取った。

 

しかし、ここからが長い・・・ 常呂町から国道238号線でサロマ湖畔を走り、湧別町で国道242号へ右折。遠軽の町を過ぎ、ひたすら下道を走っていたんだけど、なんだか全然前に進んでない気がしてくる。

 

国道242号線は旭川紋別自動車道が並行して通っていて、無料の高速区間が使える。もう下道も飽きてきたので高速に乗る。けど、高速もほぼ80㎞で走るSR。高速では渋滞の元になってしまう。

 

旭川方面から来るバイカーは、みなレインウェアを着ている。前方の雲は厚い。パーキング(登りも下りも一緒のPA)で話しかけられたライダーから「旭川方面は雨だから、ここでカッパ着た方がいいよ」とアドバイスをいただいた。ありがたい。

 

旭川市内を抜けて国道12号で札幌方面に走る。

 

そういや、5年ほど前に出張したとき、この国道12号で覆面パトカーに捕まった。前にトラックが走っていて、登りで登坂車線にトラックが避けた瞬間に加速したら捕まった・・・ もうトラップとしか言いようがない。仕事で出張とはいえ、反則金は自腹なんだよね(涙)

 

小清水町を8時半に出発して滝川市のホテルに着いたのは17時。もうクタクタでございます。 


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ホテルスエヒロ。チェーン店のホテルよりは立派な感じ。居心地のいいホテルでした。

 

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ホテルの玄関脇の屋根の下に止めさせていただくことができた。雨が降っていると、これがありがたいんだよね。

 

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ホテルから歩いて5分ぐらいの所に、有名な「松尾ジンギスカン」の本店がある。滝川市がジンギスカンの発祥の地みたい(諸説あり)。

 

常呂町でホタテまんじゅうとコロッケしか食べてないので、猛烈に腹が空く。荷物片して、着替えをしたら「松尾ジンギスカン」へ

 

速攻でGO!

 

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フツーのラムジンギスカンと特上では160円しか違わないので特上にした。

 

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もちろん大ジョッキも!

 

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ぷは~~~ (*^o^*)

 

ごはんセットも追加
 

特上ラムは柔らかくてクセもなく、おいしくいただきました。

 

このあと、コインランドリーで洗濯して、ベッドに入ったら・・・電気付けたまま寝落ち。気がついたら朝だった。よっぽど疲れていたんだな。

 

 

 

 

幌舞駅へ

 

今回の北海道では、富良野や美瑛で「ジェットコースターの道」や何キロもわたって広大な畑や牧草地が広がる快走路を走るのを楽しみにしていたんだけど、滝川からは旭川に戻るような感じになるので今回はあきらめた。まあ、道東で北海道の広大さを目一杯満喫したので、それほど惜しくない。

 

それより行きたいところがあった。

 

根室本線の南富良野町にある「幾寅駅」だ。

 

この駅は、幾寅駅で間違いないんだけど、駅に着くと駅名が違う。

 

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 ノスタルジックな駅舎に書かれた看板には・・・

 

幌舞駅

 

そうなのだ。ここは、あの高倉建さんが主演した映画「鉄道員」(ぽっぽや)のロケが行われた駅。

鉄道員(ぽっぽや)

鉄道員(ぽっぽや)

 

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いい映画だった。

 

ヤクザ映画の頃の健さんはそれほど好きというわけではなかったけど、それ以降の健さんの映画はいい。男の哀愁だったり、孤独だったり、夫婦の絆だったり。胸に染みるんだよ。健さんの演技は😭

 

 浅田次郎の原作は何回も読み返した。それほど好きな小説だし、物語だし、映画だ。

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

 

 

駅舎に入ると、当時のセットのまま保存されている。

 

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健さんが座っていた椅子。机には健さんの写真。安らかに・・・

 

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駅舎を抜けてホームに出てみる。

 

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ああ、映画で見た光景だ。

 

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実は、まだ現役の駅だ。だからホームの看板は「いくとら」となっている。

 

ただし、今は台風による災害の影響で不通になっていて列車は走っていいない。

  

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駅前には、いまでも食堂と理髪店のセットが残っている。

 

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夕張メロン

 

幌舞駅で1時間ほど過ごし、健さんを偲ぶ。そして次の目的地に向かう。

 

夕張だ。

 

かつて栄えた炭鉱の町の、いまの寂れた感が好きで、各地の炭坑跡によく出かける。かつてそこでどんな暮らしがあったんだろう。厳しい自然環境のなかでたくましく生きた人たちの片鱗を感じるのだ。

 

夕張には、もう一つミッションがある。

 

 メロンだ!

 

 

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今回の旅に勝手に出たことも、BRZに乗り換えることも、自分の家とカミさんのお母さん、お義姉さん夫婦に極上のメロンを送っておけば、少しは機嫌も収まる・・・かもしれない(笑)

 

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極上の夕張メロンをクール宅急便で送る。今回の旅で一番奮発したよ。

 

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自分もカットメロンをいただく。甘くてうまい(*^o^*)

 

で、

 

何の気なしに壁のメニューを見ると、半分にカットしたメロンにソフトクリーム乗ってる豪快な写真がある。

 

何これ!昼飯代わりにこいつをいただこう!

 

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普段、あんまり甘いもの食べないんだけど、この日は久しぶりに晴れて暑くて(;´Д`)

 

冷たくて最高だ!

 

カットメロンが600円で、こっちが1000円。断然こっちの方がコスパ高いかも。幸せでした。

 

夕張になびく黄色いハンカチ

 

メロンで幸せな気分になったら、次は幸せの黄色いハンカチだ。 

 

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健さんに武田鉄矢と桃井かおりが北海道を旅する映画。覚えていらっしゃるだろうか?

 

1977(昭和52)年に公開された、山田洋次監督の作品。

 

公開当時の自分は、まだ小学生だからリアルタイムでは見ていない。

 

テレビで放送されたのを見たのだろう。

 

夕張の炭鉱で働く健さんとスーパーでレジを打つ倍賞千恵子。

 

いまでもよく覚えている。昭和だ。まさしく昭和の風景だ。

 

いまは、炭鉱長屋が広場として整備され当時の風景を再現している。

 

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武田鉄矢はこの作品で出世したんだよね。非常に軽い兄ちゃんの役。金八先生のイメージはまったくない(笑)

 

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健さん。。。かっこよすぎる。

 

 長屋の中は、黄色い紙が置かれ、メッセージを書いて貼っていく。自分も「黄色いバイクで来ました・・・・(後は内緒)」と、ひと言書いて貼ってきた。

 

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ロケで使われたファミリアが展示されている。もう今はファミリアの名前さえ残っていないけど(後継はアクセラになるのかな)、この次の代の赤いファミリアが大ヒットしたな。

 

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そうそう。こんな感じの長屋の部屋で、健さんと倍賞千恵子さんの夫婦が睦まじく暮らしていたっけ。あの事件が起こる前まで。

 

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そして、あのラストシーン

 

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いまでも黄色いハンカチがはためいていた。

 

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そうだ。健さんが近づいてきたとき千恵子さんが洗濯物を干してたっけ。

 

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かっぽう着が干してあった。にくい演出だよ。

 

*  *  *

 

 ここからの予定では、ニセコまで行って廃校になった小学校を改装したユースに泊まるはずで楽しみにしていたんだけど、昨日あたりから予定が狂いはじめていてキャンセルしておいた。さらに、途中で積んであった荷物の一部が落ちてしまい探しに戻ったりしたのでかなり時間をロスした。石炭博物館も行きたかったんだけど時間がないとあきらめる。今から思えば、夕張でテント張ってゆっくりすればよかった。

 

サラリーマンの習性なのか、予定通りに進めようとするんだよね。とりあえずできるところまでとか、リカバリーしたくなる。

 

一人旅なんだから、もっと適当でいいのに・・・と今更ながら考えてしまう。

 

とりあえず地図を眺めて、支笏湖のあたりでテントでも張ろうと夕張を後にする。

 

(つづく)

 

 

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