さて、前回で長年連れ添ったデリカD5の下取りが、
4万円と泣きそうな提示され、
「ちょっと、考えます(T-T)」
って、ディーラーを後にしたんだけどね。
雑誌やネットの情報に惑わされない!
ほら、クルマ買うとき、雑誌やネットなんかで、
「競合車種をぶつけろ」だの
「大きな値引きを引き出すには、粘りが大事」とか
いろいろ書かれているよね。
でもさ。考えてみてごらんよ。
自分も仕事で商品つくって、小売りに卸してとかしてるけど、
どこも赤字出してまで値引きなんかする?
仕入原価に、人件費に、さまざま販売経費考えたら、おおよその金額ってわかるじゃない?
たぶん、300万ぐらいのクルマで、30万(10%)の値引きとかないよね。
たぶん、せいぜいがんばっても3%~5%じゃない。
たとえば、
「すっごい値引きでました! 50万引きです~!」
なんて、雑誌記事ときどき見るけど、
こういうのって、よっぽど決算前の在庫車でそれほど人気のない車種か、
下取り安く取られて、値引きの原資にされているかのどちらか。
前者だったら、ちょっとは得だけど、大体が後者じゃないかな?
マツダのセールスマンから、買取専門店に査定してもらってくださいとか、他のメーカーの見積とってくださいとか言われたけど、
買取店だって、儲け考えれば安く取ろうとするよね。ディーラーで4万円っていわれれば、例えば10万円つけますよって。
でも、同じようなデリカが40万ぐらいで売られているのみると、取引価格はもう少し高くてもいいはず。
そんなんで、週末にあちこち回って、消耗するのはバカらしい。買取店も昔行ったことあるけど、「上のものに掛け合います」とか言って、散々待たされたあげく、「今日だったらいくらです」みたいなやり取りして、ホントに辟易した。
なので、無駄なことはいたしません。
デーラー出た後に、いつも、いろいろお世話になっている街の自動車屋さんに電話する。
「もしもし」
「どうしたの? ブルさん。また、なんか壊れた?」
*こないだ修理出したばかり(^_^;)
「いやいや、マジでクルマ買い替えようと思って、ディーラー行ったら、デリカの下取り4万って言われた・・・」
「ディーラーの査定は、実際売れる価格じゃなくて、年式やグレード、カラーで決まっている額から減点していくから、そうなるわな。ブルさんのデリカだと。」
「どんなもんで、取ってくれる?」
「一回、デリカの相場調べておくわ。何買うの?」
「CXー3。値引き5万って感じ」
「マツダね。うちでもマツダ引いてこれるよ。それも調べておくわ。」
「じゃ、あとで寄らしてもらうね」
やっぱりね。地元に根ざした街の車屋さんだよ。
業界のことは、業界の人に聞くのが一番
こういうの「情報の非対称」っていうの? まあ、圧倒的に消費者の方が情報なくて、鴨られるってやつよ。
不動産だとか、水道とかガスとかの設備工事とか、普段あまり買わないものについては、情報がないよね。ネットの情報だって、参考にはなるけど、どこまでホントかわからない。
実はね。今年の1月にガス給湯器が壊れてね。とりあえず、新聞広告に入っていたガス屋さんに見積取ったのよ。工事費込みで23万円ぐらいだったかな。
で、ふと思い出した。
うちの会社が入っているビルの1階がガスとかリフォームとかやってたやん(^O^)。同じビルなんで、朝会えば挨拶ぐらいはする。
よし電話してみよう!
「もしもし。あのう、お宅の会社のうえに入っている○○なんですけど」
「ああ、どうされました?」
「給湯器壊れて、ほかで見積取ったんだけど、いいのか悪いのかわからなくて・・・」
「いいですよ。一度見ますんで、その見積持ってきてください」
ここで、いろいろ教えてもらった。
見積の給湯器はマンションとかで大量に卸すときのちょっと機能を省略した廉価タイプみたいで品はそれなり。それをいかにも安く売っているみたいに広告出してるタイプだとか。工事費はまあ標準的だったけど、ガス工事の資格もった人の検印が別途1万5000円必要とのことだった。
そんなのわからんやん????
結局、その会社に正規品の品で、そこの会社に資格もった人がいるんで、検印代も込みで17万円でお願いしたのね。
とにかく、業界のことは、業界の人に聞くのが一番。
そして、どこに、どんな人がいるのかを知っていること。広く浅いお付き合いがあるといい。これが社会資本というヤツ。自分も知り合いから何か相談されて、自分の得意分野だったらアドバイスできるし、目利きもできる。
持ちつ持たれつだね。
なんだか長くなってきたので、続きはまた今度。。。