Bullpower.com

仕事や趣味、健康、お金など、50代からの人生を豊にするための生き方を思案中。

本サイトはアドセンス・アフィリエイト広告を利用しています。

 

【山に行こう】南アルプス荒川三山、赤石岳を縦走する 後編

いよいよクライマックスの後編です。

 

まさかのバス乗り遅れ⁉️  の前編はこちら  ↓  

 

www.bullpowerworld.com

 

感動の景色に出会う中編はこちら  ↓  

 

www.bullpowerworld.com

 

赤石岳をめざす

 

中岳を過ぎると、荒川小屋まで下りが続きます。


結構、下る。下る。


せっかく登ったのに、下る。下る。

 

f:id:bullpowerworld:20190619183818j:plain

 

荒川小屋が見えてくる。


Σ(゚口゚II)えーー! あんなところまで下るの~

 

(〝ロ゛)アアアアアアアアア!!


さらに、その先の赤石岳までの登り返しというか (T T);;;うるうる~


まあ、しょうがない。 


これが登山だ! 縦走だ!

 

f:id:bullpowerworld:20190619183837j:plain


途中、高山植物を鹿の食害から守るフェンスが張られていて。

 

f:id:bullpowerworld:20190619183911j:plain


ゲートの上で、小鳥が門番していました(*^▽^*)

 

f:id:bullpowerworld:20190619183932j:plain


9時26分 荒川小屋で休憩して、水場で水を補給します。


今回、万が一に備えて、1.5リットルぐらいお水を背負って歩いたんだけど、


おいしい南アルプスの天然水を補給できる水場が、ソコソコあるんで、あまり水の心配はいらなかったかなって思いました。


さあ、ここから登りが始まります。


途中、大聖寺平までは、いい感じのトラバースの道が続いています。


シルバーウィークの最終日ですから、歩いている人はまばら。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184009j:plain


ちょっと、動画を撮ってみた ('▽'*)ゞ

 

www.youtube.com

 

10時19分 大聖寺平に到着。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184021j:plain


ここまでで約5時間。 昨日から歩き続けている割りには、足取りもしっかりしています。


振り返ると

  

f:id:bullpowerworld:20190619184202j:plain


どこかで見た光景。。。


おお~ (゚O゚;) 


あれは、グレートトラバースで、田中陽希さんが、赤石から荒川岳に行く途中、雪渓をトラバースするか、ガレた岩場の尾根を直登するかで悩んだところだわ。


あんな岩場の尾根を行ったんですね~ 

 

グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き

グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き

 

 

 

f:id:bullpowerworld:20190619184220j:plain


そうこうしているうちに、下から雲が湧いてくる。


午後になると、気温が上がって高い山はガスがかかりやすい。


なんとか、赤石岳にガスがかかる前に登頂したい。


が・・・

 

f:id:bullpowerworld:20190619184247j:plain

 

これ登んのか~~ (TдT)


重たいザックがズンときて(註: また、ザック重たいアピール💦)、なかなかペースが上がらない。


それでも、先行者をパスしながら、高度を稼ぎ、11時18分小赤石岳到着。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184314j:plain


赤石岳の前座のような小赤石岳ですけど、3000メーター超えてますからね (^_^;


そして、赤石岳まで続く稜線。。。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184056j:plain


気合いを入れて・・・

 

f:id:bullpowerworld:20190619184351j:plain

(嬉しそうな顔面晒します💦)


11時54分 

 

3120M 赤石岳登頂です 

バンザ~イ \(*^Ο^*)/


ああ、がんばったよ。


来た甲斐があったよ。


腹が減ったよ・・・


ということで、赤石避難小屋のちょっと先にある、天空のテラスで昼食。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184423j:plain

 

アルファ米にフリーズドライのチキンカレー。


アルファ米は、水だけでごはんが炊けるという優れもの。お湯を入れれば15分で食べられる。この袋に、ドライカレーも入れれば簡単にカレーができるってネット情報を信じてやってみたけど・・・


なんか違う・・・


別々につくった方がよいらしい教訓を得る。何でもネット情報を信じてはいけない。


1時間ぐらい、ごはん食べながらマッタリして、


今日の目的地の赤石小屋をめざします。


ここからは、約600Mの高低差をひたすら下るのみ。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184451j:plain

 

結構ガレてて、急なんですね(^_^; 


こんな桟道も出てきます。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184532j:plain


これって、崩壊寸前? 谷側に傾いてるし・・・


14時44分 赤石小屋到着。9時間34分か。まあまあですかね。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184736j:plain


綺麗な小屋です。


受付を済ませ、速攻でこれ。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184611j:plain


ぷっわ~~~ (> <) 生きてる~~う 


さらに、小屋の中で、山の雑誌読みながら・・・

 

f:id:bullpowerworld:20190619184632j:plain


いいちこ (*^_^*) 


これを至福の時というのでしょう。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184651j:plain


夕食は生姜焼き。ボリューム満点です (*^▽^*)


この日はさすがに、8時前には眠りにつきました (_ _).。oO

 

2015.9.24 最終日 椹島へ降る

 朝目覚めて、小屋の前に出てみると・・・

 

f:id:bullpowerworld:20190619184555j:plain


昨日登った赤石岳が朝日に照らされ、赤く染まっていました。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184807j:plain


本当に天候に恵まれた3日間。ただし、この日の午後から天気は下り坂。


5時40分 さあ、3日目は、出発地の椹島までコースタイムで約3時間の下りです。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184834j:plain

 

木々の隙間から、悪沢岳が・・・ 名残惜しい。


8時13分 椹島ロッジに到着。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184854j:plain


実は、朝赤石小屋のトイレが混んでいて、用を済ませず出発したもんで (^_^;


ちょっと、焦りながらの下山。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184909j:plain


久しぶりの水洗トイレ。これほど水洗トイレでできることを幸せに思ったことはありません。

 

f:id:bullpowerworld:20190619184931j:plain


バスは10時半と、まだ、時間的にかなり余裕があるので・・・

 

f:id:bullpowerworld:20190619184944j:plain


ロッジで、ひとりで乾杯!

 

そして、ここまでの道のりを振り返る。

 

f:id:bullpowerworld:20190619185003j:plain


3日間もひとりで歩いて、寂しくならないの?

 

なんで、重い荷物を背負って(註:まただよ。どんだけ重いアピール。でもお疲れ様と言ってあげたい)、そんなに大変な思いをして、歩いているの?

 

そこまでして何の意味があるの?

 

登らない人は、「ふ~ ご苦労さん」って思うんだろうな。

 

自分だって、昔はそう思っていたはず。

 


なんだろ?

 


何で登るんだろ?

 

わかんないから、また登って考えよう(笑)

 

 そう思った。

 

 そして帰りのバスに揺られ、駐車場でデリカに荷物を下ろしたときに、ぽつぽつと雨粒が・・・


俺って、もってる ( ̄ー+ ̄) ニヤリ

 


(完)

 

おわりに

わずか3年前の山行ですが、なんだか随分昔のような気がします。しかし今回、昔の山行を追体験する機会となり、あの時の風景が鮮明に脳裏に浮かんできました。

 

この体験は、決してお金で買うことができません。そして、自分が生きている限り、その経験が心に刻まれています。

 

心に残る体験というのは、改めて自分にとって大切な宝物なのだなぁ〜 としみじみ実感します。

 

この荒川三山から赤石岳をの縦走は、さらに登山にのめり込んでいくきっかけっとなりました。当時は装備も体力も経験もなくて、出発前はかなり不安でしたし、実際歩き出すと荷物が重くて辛かったのだと思います(笑)ただ、それ以上に自分にとって大きな達成感を得ることができ自信となりました。

 

このあと、さらに過酷な経験をするんですけどね (^_^;)

 

山に登るということは、一つひとつ宝物を積み上げていく行為かもしれません。登山だけでなく、ツーリングに出掛けたり、キャンプをしたり、もちろん家族と旅行したり、誕生日にレストランで食事したりするのもそうです。非日常的な出来事の積み上げが人生を豊かにするのだと思います。

 

自分は、やりたいことや興味があることは、とりあえずやってしまうという主義です。やらない理由を並べるのは嫌いです。仕事でもそうです。遊びも仕事もチャレンジしている時が一番楽しいと思うのです。

 

今後も、Yahooブログで書いた山行記録やツーリングの記録などを、こちらのブログにリライトしてアップしていきたいと思います。自分にとって昔書いたブログは、過去の自分に会いにいく大切なツールです。自分一人しか読まない日記では、こんなに一所懸命書けません。読んでいただける人がいると思うと頑張れます。ありがたいことです。

 

今回のシリーズに最後までお付き合いいただいた読者の皆様、本当にありがとうございました。<( _   _ )>

 

スポンサーリンク