しばらくぶりでございます。
今年の4月はこのブログを始めて、初めて1か月間まったく記事を書くことなく、そして5月に入ってGWもあっという間に過ぎていってしまった(汗)
更新しなかった理由という理由はないのだが、気持ちが向かなかっただけでもあるし、いろんなことが面倒くさくなっただけでもある。人間誰しも良かったり悪かったりの波を繰り返すよね。その悪い方の波が少し続いただけだ。
でも書きたいネタはある。ボンネビルT120バドイーキンスを契約したのがちょうど去年のGWで、6月に納車されてもうすぐ1年が経とうとしている。せっかくなので1年経った現況を記録には残しておこうと思い、久しぶりにブログの編集画面を開いた。
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1年乗ってみて(さすがに冬場はあまり乗らなかったけど・・・)、控えめに言っても
『いいバイク♪』
です。
いいバイクの定義は人それぞれだけど、(自分にとっては)まるでオーダーメイドしたような自然な乗車姿勢になるハンドルやステップのポジションと、1200ccという排気量の割に車体はコンパクトで取り回しに苦労することもないところがいい。低速からトルクもあって街中でも乗りやすいし、エンジンを回せば一気に加速していくポテンシャルもあるので、高速道路での追い抜きも余裕を持って行える。バーチカルツインのエンジンの鼓動感は心地よく、外車にありがちのオイルのお漏らしとか、そういったトラブルはこれまで皆無で(イタ車には苦労した経験あり)、工業製品としてもよくできていると思う。
30年以上バイクに乗り続けてきて、さすがに50歳を過ぎると「パワーと速さ」を至上命題とするバイクに乗るのもしんどくなってくる。かと言って近頃のよくできたアドベンチャーバイクは快適すぎて少々退屈。するとネオクラシックと言われるボンネビルのコンセプトや乗り味はしっくりくる。大人のバイクだ。申し分ない。前に乗っていたヤマハのSRも良かったが、ボンネビルの1200ccという余裕ある排気量と、何より伝統ある英国車のクラシカルなフォルムが所有感を満たしてくれる。
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1年点検の案内が来たのは、買ったお店(愛知県の東郷町にあるモトスクエア)ではなく、昨年11月にオープンした「トライアンフ名古屋」からだった。
ここ数年、トライアンフはCI戦略としてブラックを基調とした店舗を展開していて、中京圏では、唯一名古屋にモトスクエアの一角からトライアンフが独立して守山区に店舗をオープンした。岐阜からだとちょっとだけ近くなったが、それでも家から名古屋高速ー名二環使って1時間弱ぐらい。まあそれでも恵まれている方かな? 北陸には正規ディーラーがなく、富山県や石川県からお客さんが来るらしい。
店内はおしゃれで、セルフでコーヒーもいただける。展示車両やアパレル関係も充実していて、見ているだけでも楽しい。ボンネビルの歴代限定車のタンクがディスプレイされていた。我が赤と白のBUDもある。
1年点検まで2ヶ月ほど少し早かったが、前回のオイル交換から3000Km走って、そろそろオイル交換もしたかったので4月に予約した。当日の点検は1時間半ぐらい。新車で買うとき3年分のメンテナンスパックに加入したので、ここでは点検料とオイル交換(オイルフィルター含む)の料金が含まれている。追加でふるさと納税の返礼品でいただいたゼロポイントシャフトとSW MOTECHのエンジンガードを取り付けてもらった。
自分で取り付けできないこともなかったけど、新たに工具買う必要があったし、かつ、たぶんその後は使う機会もなさそうなので、こういうときは素直にお店に頼んだ方がいい。正確に取り付けてもらえるし、手間と時間も節約できる。
正規のトルクで締めてもらって、ちゃんとマーカーもしてくれた。さすがプロのお仕事。シャフトを変えた実感は・・・気持ち車庫から出すときに最初の一押しが軽くなったような? 正直乗って劇的な変化を感じるまではない。
もしもの時のエンジンガードは、トライアンフの純正オプションだと4万円ぐらいする。とにかく純正は高い。それにシルバーのメッキしかないので、このブラックのSW MOTECHのエンジンガードは海外のネット通販で買った。諸々込みで1万8000円ぐらい。中華のパチもんがAmazonで5000円ぐらいで買えるが、強度や取付の精度がちょっとあやしい。ここはちゃんとしたブランドの物を選びたい。
点検はコンピュータ診断の他、チェーンの調整や注油、ブレーキ関係などを含め、かなりの数の点検項目をチェックしてくれる。追加料金は上記パーツの取付で9000円だった。
ちなみにブレーキレバーとクラッチレバーも交換した(これくらいは自分でやった)。予備のレバーが欲しかったのもあるが、ノーマルだとブレーキレバーのアジャスト機構が微妙に合わなくて、細かい調整機能があるUK-KANAYAのアルミビレットレバーに交換した。いろいろカラーが選べるが、あまりノーマルの雰囲気を壊したくなかったので、レバーはチタンカラー、アジャスターはシルバーを選んだ。
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次はタイトルにもあるように、メインディッシュのスリップオンマフラー。ボンネビルには、キャプトンマフラーが標準となっているのだが、実はこのスタイルがあまり好きではない。どちらかというとストリートツインに付いているような砲丸タイプのマフラーが好みだ。
ボンネビルに限らず、日本で買えるトライアンフのカスタムパーツは少ない。ボンネビルのカスタムパーツを探しても、あまり国内メーカーのものはなく、どうしても海外のメーカー製で、日本で買えても並行輸入品が多い。
そんなこんなで夜な夜なネットでボンネビルのマフラーを検索していると、Croooober という中古パーツをメインとするネットモールでボンネビル用のARROWのスリップオンマフラーが出品されているのを見つけた。新品未使用で開封しただけという上物で、どうも代理店が取扱終了でアップガレージに持ち込まれ買い取ったものらしい。新品参考価格151800円(税込)と書いてあったが、値段は75900円(税込)のタグが付けられていた。
半額か!
でもな。送料入れると8万円近い。ブックマークしてどうしようか悩んでいて、売れちゃったらしょうがない諦めようと思っていたけど、3ヶ月経っても売れる気配はない。
で、前回の記事にあるように、BRZ売ってなんだか気持ちがぶっ飛んでポチったという話だ。
点検が終わってから取付した。基本的にはタンデムステップ外してボルト3本ぐらいで止まっているノーマルのサイレンサーを引っこ抜いてはめるだけなので簡単。
なかなかいいじゃないの。エキパイがメッキなので、素のステンレス?のサイレンサーと色がちぐはぐになってしまったが、まあカスタムぽくっていいか。
ボンネビルはエンジンの下にキャタライザーがあってサイレンサーにはない。ノーマルもこのARROWも基本的には消音のみの機能で、ARROWの方がややパイプの径が太い。重量は量っていないが、持った感じはノーマルのそれと比べてかなり軽い。
排気音は、ノーマルの音とさほど大きさは変わらないが、やや低音で太い音質。よりバーチカルツインの味わいあるサウンドになった。
ついでにチェーンカバーも交換。
これもエンジンガード同様にSW MOTECHで、アルミ切削加工された逸品。
ノーマル。これはこれでボンネビルのクラシックな雰囲気に合ってはいるけど(でもやぼったい)。
こちらはARROWのマフラーとよくマッチする。
こういうさりげないエンブレムに萌えてしまう。
だいぶ、自分好みのボンネビルになってきたな。眺めてニヤつくのもいいが、5月はバイク乗るのに最高の季節。久しぶりに遠出しようかな ♪