自分の欲しいものを明確にして、優先順位を付けて無駄な買い物をしないための「欲しいものリスト」
このリストの一番最初にあがっている「カワサキ Z900RS」というバイク。
Z900RS・Z900RS CAFE | 株式会社カワサキモータースジャパン
昔、カワサキがつくり出し世界で大ヒットした「Z2」(ゼッツー)もしくは「Z1」(ゼツワン)をオマージュした人気のモデルだ。
カワサキのバイクを多く乗り継いできたブルさんにとって、バイクらしい昔のスタイルに最新の技術を盛り込んだZ900RSがリリースされたときは胸が高鳴った。
正直、欲しいバイクの筆頭にあがった。
* * *
カワサキモータースのメールマガジンを受信しているのだが、近く(と言っても愛知県だけど)のカワサキプラザで試乗会が開催されると告知が来た。
通常、試乗は2車種15分程度らしいのだが、4車種(Ninja1000SX・Z900RS・W800CAFE・Ninja650)を30分自由に試乗できるらしい。
と、いうことで早速申し込んで試乗してきました。
もちろん、お目当てはZ900RSだけど、W800も興味があるので、この2車種を15分ずつ乗ってみることにした。
まずは、W800CAFEから。
本当はオーソドックスなオリジナルのW800がよかったんだけど、今回はスワローハンドルにビキニカウルが付いたカフェレーサー仕様の車両。エンジン自体はオリジナルと一緒のバーチカルツイン。
ハンドルは低く、乗車姿勢は前傾だが思ったよりはキツくない。エンジンを始動させると、低くドロドロとしたサウンドだが、少しアクセルを煽ってみると結構レスポンスはいい。
クラッチも軽く、それほど回転数を上げなくてもトルクで前に進んで行く。52psしかないので、たいしてパワー感はないだろうなってイメージでアクセル開けたら結構元気に加速していくじゃないの。
さすがに普段SRに乗り慣れていると、W800すら「パワーあるな!」って感じてしまう。W800の試乗動画等を見ると「振動は結構あります!」なんてコメントしているけど、SRに比べたら可愛いもんだ(笑) いたってスムーズだよ。
乗りやすいし、オリジナルのW800だったら、もっとポジション楽だろうからツーリングするにはいいバイクだと思う。空冷でベベルギアのエンジン自体も美しいね。
* * *
そして、いよいよZ900RSの試乗!
実物を目の前に「う~ん、やっぱりカッコイイ!」
バイクのメーターは二眼のアナログだよ。エンジンをかけると、タコメーターの針がビュンビュンと踊る。さすが最新の4気筒だね。音もまるで社外品のマフラーを付けているようないい音 ♪ メーカーでサウンドチューンしているという。
幅広のハンドルにラジアルポンプのブレーキマスター。またがって車体を起こすと思ったより軽いし、足つきも悪くない。
クラッチも軽い。ギアを1速に入れて、走り出そうとしたら・・・
まさかのエンスト(゜Д゜)!!!
普段、単気筒に乗り慣れていると、クラッチがつながるところでアクセル開け始めればそのままエンジンが粘って前に進んで行くんだけど、4気筒はそこまでトルクがないからエンストしちゃうんだよね。完全に4気筒の乗り方忘れているわwww
気を取り直して、少し高めの回転数でクラッチつないで走り出す。
直線の道路に出てアクセル開けてみると
すげー加速やん (;゜ロ゜)
前にレンタルでCBR600RRに乗ったけど、やはり排気量が大きいぶん、低速からグングン加速していく。「速い!」
アクセルを戻すと、結構エンブレも効いて、いわゆる「ドンツキ」(ギクシャクすること)があって、ノンビリ・マッタリという感じではない。
15分ぐらいの試乗だから、慣れればそれなりに乗れるんだろうけど、あんまり上手く乗れなかった。
2台の試乗を終えて、Z900RSはスタイルもサウンドもポジション的にも非常によくできたバイクだし、自分のツボにはまるバイクだけど、乗り味で言えばW800の方が自分には合っている気がする。
以前に試乗したトライアンフタイガー900やレンタルしたCBR600RRもそうだけど、もうビュンビュンエンジンが回って元気のいいバイクには乗れない体になったみたい(哀)
昔はよく回る4気筒のエンジンとレーシーなサウンドが好きだったんだけどな。今では2眼メーターのグラシカルな雰囲気のシングルやツインでドコドコ走るバイクのほうが自分の感性に響いてくる。
歳かな・・・(´。`)
実際、SRにもう少しパワーがあったら最高なんだけど。たぶん他のバイクに目移りすることはないだろうな。もちろん今でも大好きなバイクだ。
ということで、欲しいものリストからZ900RSは・・・
除外します!
Wかボンネビルかな(爆)