今年の(も?)夏は激アツで、キャンプとか行こうって気にならなかったが、最近、ようやく朝晩は涼しくなった。
せっかくの連休だし、涼しくなったし、どこかテントでも張りに行こうかなって、パソコンの設定などを終えた後(下の記事参照)、キャンプ道具のパッキングだけはしておいた。
でもね。
キャンプブームなの? 特にコロナで室内より屋外のレジャーが注目されて拍車をかけたようで、予約しないとダメなキャンプ場ばかり。
今じゃ休日はどこも予約でいっぱい。
キャンプなんて、特にバイクのソロキャンプなんて、当日にフラッと行って、その日の気分でキャンプ場決めてテント張るってお気楽な感じがいいじゃない。予約なんかすると、当日天気が悪かったり、「やっぱり気が乗らないなぁー」って思っても、なんとなくやめられない。
以前に行った長野県阿南町の二瀬キャンプ場なら予約なしでOKだったので、そこにしようかと思って天気の雨雲レーダーみたら、東濃から南信にかけてピンポイントで土砂降り予報(涙)
それに「お父さん、キャンプ行こうとしてるの? あさって(カミさんが)仕事だから、(ムスメの)部活の帰り迎えに行ってね!」って釘刺される。
(ムスメに)「何時終わるの?」
(ムスメが)「11時ぐらい」
えーーー じゃ長野まで行ってる場合じゃないよーーー でも豪雨っぽいからoutだけど・・・
とりあえず、県内のキャンプ場を地図で探して、雨雲レーダー確認して、辺鄙で道も悪いし、ここなら予約なしでもいけるかなってところを目星つけた。
* * *
翌日・・・朝起きて、なんとなくダラダラしていたら10時になってしまった。
めざすキャンプ場は「ゆがけの里キャンプ場」。昔の「飛騨金山の森キャンプ場」を民間の会社が借り受けて営業を始めたようだ。
念のため、キャンプ場に電話を入れてみた。
「今日、ソロで1張テント張れますか?」
「大丈夫です。ただ、シャワーなし、電源なし、トイレは仮設ですけどよろしいですか?」
「全然大丈夫です」
山のテン場と思えばいい。高規格のキャンプ場はファミリーやグループも多いので、むしろ、このぐらいの方がいい。
そこから、名前と住所、電話番号聞かれて、結局予約を入れることになってしまったが、当日だからいいか。ここのキャンプ場はソロの料金が設定されていて2310円也。この設備でこの値段はどうかと思うが、一区画占有するみたいだし、それなりに人件費や維持費もかかるのだから仕方がない。とはいえ北海道は無料、もしくは1000円以内でもっと設備のいいキャンプ場がゴロゴロあるのに・・・北海道は別格か。それにしても岐阜はちょっと高めだなぁ
※フリーサイトで、バイクや自転車用にリーズナブルに料金設定しているキャンプ場ももちろんありますよ。
* * *
ようやくバイクに荷物を載せて走り出す、って思ったら車検証とか保険証の入ったファイル忘れて取りに帰る。あるある(笑)
現地の近くにお店が無さそうなので、途中で買い出し(主にお酒だけど)してたら12時過ぎてた。
今回は、ホムセン箱じゃなく、友達から譲ってもらった47Lのトップケースと防水バッグ、そして冷え冷えのビールや酎ハイ、ワインのために保冷剤たっぷりのクーラーボックス。
だいぶパッキングも洗練されてきた。
いや、かなり雑(爆)
最短距離で行けば、下道で1時間半ぐらいで着ける場所だけど、途中の県道が崖崩れで通行止め。
遠回りして下呂を通り過ぎ、萩原から馬瀬に抜け、さらに林道でひと山越えて、かなり狭い道の向こうにキャンプ場がある。
ここなら、人は少ないだろうって思ったら
結構、先客がテント張ってた。
受付で聞いたところ、自分が電話した後に、予約で一杯になったらしい。予約しておいてよかったわ。普段は休日でも半分埋まるか埋まらないかだという。
さすがシルバーウィーク。
そういや、この連休はどこも人手が多かったとニュースで伝えていた。高速道路は30キロを超える渋滞もあったみたいだ。自粛に飽き飽きしてどっかに出かけたいのはみんな一緒。
その点、ここまでの道のりは・・・
これだから(笑) 渋滞の心配皆無。
* * *
早速テント張った。タープも張ってみた。
なかなか良い感じ。これで朝露でテントが濡れることもない。
キャンプ場の下には、こんな綺麗な川が流れている。周りには民家すらなく、静かなキャンプ場だ。
火をおこし
割引になってた豚ロース。缶酎ハイ空けながら
焼く。
味付けはいつも一緒。塩とこしょうにバジル、ガーリック。焼けたらレモン汁を振りかけていただく。鶏肉でやってももうまいよ。
カミさんのお姉さんがパートしているスーパーで、賞味期限になった豚レバーのパテをタダでいただいたので、
マフィンを軽くトーストして塗って食べる。ちょっとオシャレじゃないの。
この日、自分ともう1台、バイクのソロキャンパーがいた。
乗っているのは、MVアグスタのブルターレ(3気筒の800CC)だ。
自分もSRに乗る前に、4気筒のブルターレに乗っていたというと、俄然話が弾む。
一緒に焚き火をどうですか? とお誘いいただき、揺れる火を眺めながらいろんな話をした。
どんな仕事をしているかという話になって、どうも、お互い同じ会社と取引しているということがわかり、よくよく聞いてみると、なんと間接的に自分の会社の仕事をしていただいていることが判明!
本当に世間は狭い。彼も今日空いているキャンプ場を探してここにたどり着いたらしい。彼が電話した時点でサイトは満杯になったみたいだ。いくつもの偶然が重なってこうして出会うことができた。なんかあるのかな。そういう引き寄せられる何かって?
* * *
すっかり11時ぐらいまで話し込んでしまった。住んでいる場所も近いので、また、一緒に走りに行こうと連絡先を交換した。
今回、初めて投入したキャンプグッズ。
ISUKA(イスカ)のノンスリップピロー。空気で膨らます枕だ。
それまで枕は着替えの入ったスタッフバッグで代用していたのだが、どうもあまりしっくりこない。
そこで、ホームセンターで1000円ぐらいの安いヤツでも買おうと思ったら、なんとこれが売っていて、値段は倍の2000円だが、シュラフも作っているしっかりとしたメーカーなので、迷わずこっちにした。
裏地には滑り止めが付いている。
普段、テントでぐっすり眠れることが少ないのだが、今回は夜遅くまで話し込んでいたのと、最後にワインをしこたま飲んで、快適な枕もあって・・・爆睡!
もっと早く導入しておけばよかった。
翌朝、本当は6時に起きて、コーヒーとパンで朝食をとるはずが・・・起きたら7時を過ぎているじゃないの!
速攻で撤収して帰路につく。
朝なので気温がやや低いが、真夏に比べれば、やっとバイクの気持ちいい季節になった。もう少し走っていたい。
けど・・・
ムスメのお迎えには1時間ほど遅刻してしましまして、
用事がないと滅多に来ないムスメからLINEが来た。文面は欲しい服のURLのみ。
はい。。。。ポチっておきましたよ。