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【SR400】早春の棚田の風景に思う

 

 

 

 

 

この3連休。

 

初日は雨でどこにも出かける気にならず、以前に買ってそのままになっていた小説を読みふけり。

 

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「二千七百の夏と冬」。なかなか壮大なストーリーに時間も忘れて上下巻一気読み。 

 

二千七百の夏と冬(上) (双葉文庫)

二千七百の夏と冬(上) (双葉文庫)

  • 作者:荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2017/06/15
  • メディア: 文庫
 

 

二千七百の夏と冬(下) (双葉文庫)

二千七百の夏と冬(下) (双葉文庫)

  • 作者:荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2017/06/15
  • メディア: 文庫
 

 

三連休2日目。

 

時折、雨雲が通りすぎ、風も冷たい。ニュースはコロナウィルスばかりを報じている。岐阜の田舎は人口密度が低いから、みんな都会の人ほど気にしてない様子。だけど外に出かける気分にもなれず、先日決算発表のあった楽天の決算短信を題材に財務諸表の読み方を復習する。

 

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内部留保をしこたま貯めてロクな投資しない老舗企業より、未来のビジネスに積極的に投資する楽天の経営哲学のほうが好きだ。

 

そして連休最終日。

 

朝から快晴。

 

さすがに2日間も引きこもっていたら体が鈍る。

 

「今日はSRで出かけよう。」

 

しばらくSRに乗っていなかったので、充電器に繋いでおくために外しておいたバッテリーを取り付け、久しぶりにキックを踏み下ろして火を入れる。

 

目覚め一発。

 

今日は暖かくなると天気予報で言っていたけど、朝の空気は冷たい。

 

走り出して、すぐに指先が寒さで痛くなる。基本的にウィンターグローブは嫌いだ。操作性がすこぶる悪くなる。だから冬でも皮のレーシンググローブに薄手のインナーグローブを中にはめている。

 

さすがに、もう激寒むの真冬は乗らなくなったけど。

 

*  *  *

 

特に行く当てもないので、いつもの峠を越えて東濃方面に。

 

恵那市中野方の坂折の棚田に寄ってみた。

 

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日本の棚田百選にも選ばれている。

 

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もちろん、まだ田植え前。殺風景だけど嫌いな風景じゃない。田んぼの夜明け前といった感じ。

 

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この時期、特に見所もないので、自分の他に訪れている人はいない。おかげでのんびり静かに日向ぼっこができる。

 

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棚田を見下ろす丘の上のベンチに腰掛け、少し眠くなってあくびをした。暖かい日差しに、少し冷たいが気持ちいい。最近仕事が忙しかったからなぁ

   

*  *  *

 

先に紹介した小説は、狩猟民族の縄文人が、いつでも腹一杯の食い物にありつけるというコメを求めて水田耕作する弥生人のクニをめざすという物語(もちろん物語はもっと話が重層的)。必要な時に狩をし、質素だが自由に暮らす縄文人。一方コメを作るために田を耕し、苗を植え、雑草を刈る。いつも働いている弥生人。

 

弥生人は、クニを作り、水田に適した広い土地を求めて争う。いくつものクニを飲み込み、やがて富と力を持つ者(権力者)、戦う者(軍人)、働く者(労働者)、囚われ蔑まれる者の身分に分かれていく。

 

小説の話だけど、突き詰めれば今の社会も同じ。作者は登場人物の呪術師にコメを「災いをもたらすもの」と言わせた。ムラやクニ、社会を作った人間は、そこから何千年も変わらないのかもしれない。

 

棚田を眺めていてふっと思う。棚田は土地を奪われ追い出された人々が逃げ彷徨い末にたどり着いた土地で、生きるために稲作に適さない山の斜傾地に石を積み、鍬を入れ、長い年月をかけて作りあげた知恵と努力の賜物なんだろうな。

 

だから美しい風景なんだ。

 

棚田をぼんやり眺めながら小説に込められた意味を考え空想にふける。

 

*  *  *

 

帰り道。

 

高台を走る道の途中で振り返ると、遠くに雪を頂く南アルプスが見えた。

 

いいなぁ。南アルプスは。

 

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 北より好きだ。ドーンとしていて貫禄がある。今年の夏は、あの頂に立とう。

 

  

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