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大人の勉強時間【財務諸表の読み方・活かし方】

小・中・高校生の頃は、あまり勉強が好きではなくて(できなかったともいう)、成績はとても褒められたもんではなかった。特に数学や物理に化学の理系は大の苦手。

 

それでも就きたい職業があったので、なんとか大学(もちろん文系)には滑り込んだが必要な資格も取れずに単位ギリギリで卒業する始末・・・

 

一方社会人になってから仕事上必要に迫られて、学生の頃のツケを払うようにいろいろなことを覚えたり、勉強する羽目になる。

 

よく思うでしょ。「学生の頃にもっと学んでおけばよかった」って(笑) 

 

と、言いつつも社会人生活も30年を過ぎると、実務的にはこれまでの蓄積でなんとかなるし、何かを新しく学ぶということはめっきり少なくなる。ところが、ここ5年ぐらいは役員になったり投資を始めたりして「企業経営って、まったく知らないことばかりじゃん!」と、またまた勉強不足を痛烈に認識するようになる。そもそも「稼ぐ力」というのは学校の勉強では身につかない。いわば応用編だ。

 

そこから猛烈に本を読んだり、わからないことはネットで調べたりして、それなりに理解したつもりではいた。知らないことを知るというのは結構楽しい。ところがよく躓くポイントがある。「数字」だ。特に経営判断も投資判断も数字が読めなければなんともならない。

 

会社では財務は社長がやって、自分は事業ドメインを見直したり事業計画を立案したりするよう役割分担している。事業に関するデータは集めて分析するけど、財務に関しては、売上だったり営業利益が伸びていればいいんでしょぐらいのもんだ。あとは「今期は経費使いすぎた」とか(爆)

 

そもそも自分には財務諸表に並ぶ数字が読めない。つまり「財務の基本がわかっていない!」と今更ながらに気付くわけだ。なんともお粗末でお恥ずかしい話だ。

 

もう、これはちゃんと誰かに習ったほうがいい。独学じゃ無理だ・・・

 

*  *  *

 

社会人のリカレント教育事業を展開している「慶應丸の内シティキャンパス」という機関があって、ここで開催する講演会を聞くために会員登録している。講演会以外にもいろんなプログラムがあって、ちょうど「財務諸表の読み方・活かし方」という財務の基本講座の案内が送られてきた。

 

慶應MCCコンセプト|慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)

 

なになに?

 

「会計情報から経営を読み解く」

 

 ほう。

 

「有価証券報告書で学ぶ数字の基本」

 

ええやん。これええやん。これから投資する企業分析にも役立つやん。

 

ところで受講料はおいくらなのかしら?

 

 

受講料4万4000円

 

 

!!( ; ロ)゚ ゚

 

 

いいお値段するのね・・・さすが慶應。 

 

それに会場は東京だし。

 

ムムムと数日考えた。

 

「ここでお金をケチってどうする。クルマやバイクにお金かけられるのに、お前はこの講座にお金は払えないのか? もうここで行かないとずっとわからないままだぞ」

 

商工会とかでときどき似たような講座あるけど、身銭を切ってこそ意味がある。

 

これは自己投資だ。必要経費だ! と

 

申し込みましたよ!

 

もう清水の舞台から3回転半ひねりぐらいの勢いで飛び降りました(笑)

 

*  *  *

 

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土曜日。やって参りました。東京だよおっかさん!

 

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サラリーマンの聖地 丸の内のオフィス街。やっぱ東京のスケールは違いますなぁ

 

岐阜と比べりゃ、同じ日本とは思えません😅

 

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これはキャンパス内のラウンジ。さすが慶應。お洒落です。

 

講習は朝10時から昼休憩を挟んで夕方5時までみっちり。30分前に着いて一番乗りで講師の目の前の席をゲット。とにかく投資した以上のリターンを持ち帰らなければならない。

 

講師は税理士で会計事務所を経営している先生。講義は貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L) からキャッシュフロー計算書の仕組みや読み方などの解説からはじまり、株式などの投資をしている人ならおなじみの“ROA”や“ROE”といった経営指標を学び、演習ではイタリアンレストラン「サイゼリア」の有価証券報告書を題材に経営分析を行う。

 

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先生の話はわかりやすいし面白い。が、なかなかの早口で、もうついていくのがやっと💦 メモが読めない😅

 

参加者は11名で4人ないし3人のグループになって、例題にあがった企業の財務諸表から自己資本比率などの経営指標を算出し、フリーキャッシュフローの状況を見ながら、次にどのような事業展開が考えられるかなどをディスカッションして発表するという具合だ。

 

実際のビジネスは、財務以外にも事業環境や社会情勢などの外的要因が複雑に絡み合い、財務だけで物事を判断することはないが、財務諸表の数字だけを見ても様々なことが読み取れるのが新鮮だった。経営学部とか経済学部を出ている人なら当たり前なんだろうけど。

 

参加者は自分と同い年ぐらいのサラリーマンから、20代と思われる女性まで様々。ディスカッションでは、的を射た意見が活発に飛び交い刺激的だった。皆さん身銭を切って、休みの日に参加している人がほとんど。学びのモチベーションが高い。

 

時間は瞬く間に過ぎていき、本当にあっという間に終わったという感じ。こんなに集中して勉強したのはいつ以来だろうか?

 

正直楽しかった。

 

やっぱり、いくつになっても勉強は必要なんだな。生きていくステージごとに自分の弱点や課題が見えてくる。そこをクリアしてこそ「稼ぐ力」が身についてくる。会社の利益もそうだし、自分の収入に直結するとなれば尚更だ。

 

改めて思った。

 

大人の勉強時間って大切だな。

 

 

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