温暖化で雪が降らない最近の岐阜・美濃地方
就職して一番最初に配属を命じられたのは岐阜営業所だった。
友だちに「来月から岐阜だよ」というと「雪降って大変じゃね?」とよく返された。
確かに岐阜といえば飛騨高山や白川郷のイメージがある。合掌づくりの家に分厚く雪が積もっている絵を想像するだろう。
冬になると、新幹線の岐阜羽島と米原の間にある関ヶ原でよく雪が降ってダイヤが乱れた。関ヶ原も岐阜だ。
でも、実際に住んだ岐阜市は、そこまで雪は積もらない。それでも10年ぐらい前ならひと冬で4〜5回は雪が積もり、大体の人は冬になるとスタッドレスタイヤに履き替えている。スキーが趣味だった(あえて過去形)自分にも不可欠な装備だ。
しかし、最近では・・・
あまり岐阜市やその近郊のエリアで雪が降らなくなった。去年はほぼ積もることなく、CX-3用に新しく買ったスタッドレスタイヤは、八ヶ岳の冬山に行った以外、ほとんど活躍の機会がなかった。
今年の夏の終わりにCX-3からBRZに乗り換えて、CX-3のスタッドレスはサイズが合わないのでヤフオクで売ってしまった。
乗り換えの経緯はこちら ↓
BRZにスタッドレスタイヤは必要か?
「どうしよう?」
もう数年スキーには行っていない。いくらやっても上手くならないし、金もかかるのでやめてしまった。
スポーツカーのBRZだがファーストカーでもあるので、主な用途は「通勤」。ウィークデーは毎日、嵐が来ようが雪が積ろうが、会社までクルマで行かなければならない。クルマだと会社まで25分。公共交通機関がないわけでもないが、電車とバスを乗り継がなければならず1時間以上かかる。ここが田舎の不便なところで、クルマがなければ生活が成り立たない。
デリカの時は最強だった。4WDにスタッドレスを履かせていれば冬季の雪の積もった林道だってガンガン行けた。市内で降る雪ぐらいなんともない。
ところがだ。FRで車高の低いBRZはまったく雪道が似合わない。というか走れるのか?
最低限スタッドレスを履かせれば走れないこともないだろうが(ドリドリして楽しいという噂もあるが)、そのスタッドレスの値段が高いのだ。18インチのスタッドレスなんてそのへんに売ってないし、売っていてもあまり値引きがない。ホイールとタイヤのセットで20万はするだろう。
17インチ にサイズダウンできなくもないが、でかいブレンボのキャリパーが付いているので、ホイールの相性もある。やっぱり15万ぐらいしちゃうだろうな。それでも坂道でスタックしたり、スピンするかもしれない。
結論ースタッドレス履かなくてもいけるんじゃないの?
一冬で1〜2回のことに、そこまで出してスタッドレス履く意味あるんだろうか? タクシーで行けば片道5000円ぐらい。帰りは電車で帰ればいい。
最近の天気予報の精度は高いので、雪予報の時は前日に必要なものを持って帰って、会社に行かずにとりあえずメールと電話で仕事を済ませてしまう手もある。
なんなら、休んでしまってもいい。
BRZで予定外の出費をして、来年はバイクの車検もある。老後の資金だって貯めなきゃいけない。できれば新しい銘柄の株に投資もしたい。
よし、今年の冬はスタッドレスなしでいこう!
こういう年に限って雪が多かったりして・・・