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【山に行こう】南アルプス荒川三山、赤石岳を縦走する 前編

 

はじめに

 

登山を本格的にはじめたのが2014年でした。ダイエットも兼ねて日帰り登山からはじめ、岐阜や長野の2000メーター前後の山にちょいちょい出かけるようになり、段々とのめり込んでいきました。

 

2015年の夏に南アルプスの仙丈ケ岳に登って、初めて山小屋に泊まり3000メーターの世界と山で夜を過ごす醍醐味を知った時、なんとも言いようのない充実感を味わい、体の奥底からもっと山の中で過ごしたいという衝動が突き上げてまいりました。

 

そんな山行記録をYahooブログで綴っていたのですが、残念なことにYahooブログは今年の12月でサービスが廃止されることになりました。

 

せっかく書いた思い出の山行記録を消されてしまうのは悲しすぎます。一応はてなブログにも移行できるツールがリリースされるようですが、そのまま移すには前後のつながりや当時の初心者レベルの知識ではツッコミどころ満載です。

 

そこで、当時の記事をリライトしながらこちらに公開させていただきます。

 

今回は、単独で南アルプスを縦走した記録です。

 

2015年の秋はシルバーウィークと呼ばれた大型連休があり、2泊3日で荒川三山と赤石岳をソロで縦走する計画を立てました。この山行が自信となり自分の登山歴の大きな礎になったように思います。

 

前編・中編・後編の3部作になります。どうかお気軽に、笑い飛ばしてお読みいただければ幸いでございます。

 


 

憧れの南アルプス縦走 

ハマったなぁ。


ホントにハマったわ。


最近では、バイク乗る回数より、山に行く回数の方が確実に多い。


もちろん、バイクの楽しさは十分承知しています。


それでもね。


今は、登れば登るほど、体力がアップするし、もっと高くとか、もっと速くとか、次の目標に向かっていけるところがいい。


さらにキツい登り、危険な道を乗り越えていかなければ見れない絶景に出会えるところもいい。


そして、通常の社会から遮断されて、大自然の中で自分と向き合う大切な時間なところもいい。


何より、獲物を狙うかのように、網を張る国家権力の陰に怯えることがないのもいい(笑) 

 

(註1)この少し前にバイクでツーリングしていて、覆面パトにスピード違反で捕まりました(泣)


ただ、山は時に厳しい。今日は御嶽山の噴火から1年。亡くなった方には、心から哀悼の意を表します。

 

註2:2014年9月27日に御嶽山が噴火し、58名の方が亡くなった(行方不明者5名)火山災害。登山を始めたばかりで、いつも登る地元の山から眺めることのできる御嶽山でしたので、噴煙を上げるその姿にかなり衝撃を受けました。

2014年の御嶽山噴火 - Wikipedia


さて、このところかなりいい感じでミッションをクリアしてきた登山部です。今年に入り、仙丈ヶ岳で3000メートル超えをし、さらに山小屋泊で一晩山の中で過ごすという体験もいたしました。


甲斐駒ヶ岳日帰りなんかもやってのけて、さらに、トレラン大会に出場したり、友だちと白山に続く石徹白・銚子が峰から三の峰まで走ってみたりしました。

 

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◉白山に続く美濃禅定道は今でも登山道として残っています。この写真は石徹白から三ノ峰を越え別山に続く尾根 

 

もう止まらない(^_^;


そうするとね。


次にやってみたくなるのがね。


縦 走!


テン泊!


なんですね。


ただ、テン泊(テント泊のことね)は、まだ、アイテムが揃っていない。テントにシュラフに、それなりにお金かかるのよ。


だったら、山小屋泊で縦走を考えてみた。


で、前から雑誌見て、ここ行きたい! って思っていた、南アルプス南部。

 

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3000メートル級を縦走する荒川三山から赤石岳のコース。


こんな景色を自分の目で見たいよね。


ただ、ここはアクセスも悪く、最低でも2泊3日はかかる行程。


なかなか、そんなに時間取れないので、いろんな意味で簡単に行けるルートではない。


ところが・・・


今年は、5連休のシルバーウィークなるものがあるじゃないの~♪

 

しかし、金・土・日が福岡出張だわ。


でも、逆に言えば、土日働いた分、代休を1日取って、9月22日~24日の日程ならば、連休のピークも外せて、


いいんじゃね(*^▽^*)


ただ、この日程に一緒に行ける登山部員がいない。


ここは、単独アタックか!? いや、単独でも行きたい 〃(≧へ≦)〃


綿密に登山計画を立て、万が一に備えて遭難保険も入ったし、ツェルト(簡易テント)も買った。


さあ行くぜ! 憧れの南アルプスへ、いざ!

 

 

2015.9.22 草薙ダムに向けて出発


荒川三山や赤石岳に入るには、静岡県の畑薙ダムまで行って、そこから東海フォレストが運営するバスに乗り換えて椹島まで行く必要がある。


これが・・・


とんでもなく山奥でアクセスが悪い(;´Д`)


で、夜中の1時半に岐阜を出て、途中若干の仮眠を取って、それでも朝5時には畑薙ダムの駐車場に着くはずが・・・


ナビが変な方角に導いてね。まったく近づいてる気がしない・・・


なんだか訳のわからない林道を案内され、行った先は・・・

 

 

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通行止めかよ~ (T-T)


朝8時のバスに間に合わなければ、次はお昼の12時までバスはない。。。


いろいろ調べてルートを確認し、急ぐも・・・


無情にも、畑薙ダムに着いたのは、


8時30分・・・(;゜ロ゜)


もう、とっくにバスは行ってしまいました (;´Д`)


そうなると今日は椹島まで行って終わり。山行は1泊2日で行けるコースを考えねば。


つーか、お昼まで何して過ごすの?


と、途方に暮れるブルさん。


でもね。もしかしたら?


シルバーウィークで臨時便が出てるかもしれない。


とりあえず、準備しようって、準備してたら、


バスが・・・


キタァアアァァ━(゚∀゚)━ァアァアァ!!!

 

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慌てて準備を整えるも・・・


無情にも

 

バスは


ブルさんに気づかず


目の前で行ってしまいました _l ̄l●lll ガクリ・・・


途方に暮れるブルさん (´.`;)しゅん…

 

*       *       *


そしたらね。バスから降りて下山してきた人たちが、


「2台で出発したから、後から1台来るよ」って


オロオロ (゚o゚;))≡((;゚o゚)


とりあえず、準備を整えてバス停で待っていると、


バスキタ━ヾ( )ノ゙ヾ( ゚,_っ)ノ゙ヾ(゚,_っ゚)ノ゙ヾ(c_,゚ )ノ゙ヾ( )ノ゙━━!!


これで、何とかなるぅ~~~


このシルバーウィークはもの凄い人数がこのルートに入ったらしい。初日の土曜日の時点で駐車場は満杯。路肩まで車が溢れていたようです。


ただ、ブルさんが入った日は、下山のピークで、駐車場にも空きがあり、臨時便で、すぐにピストンするバスに無理矢理乗せていただきましたので、


なんと貸し切りの一人だけ(^_^;

 

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ガタゴト道を揺られ、約1時間で登山口のある椹島まで到着。


本日は、標高2565メートルにあり、登山口からの標高差は約1500m の千枚小屋。


標準ルートタイムで7時間ですが、4時間半ぐらいで歩ききる予定です。

 

登山スタート


椹島 10:09発

 

最初の目的地、千枚小屋に向けて一歩を踏み出します。

 

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最初は、こんな沢の脇を通り、大井川の源流を横目に見ながら

 

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苦手な吊り橋(^_^;

 

マジ、嫌い。高いの(;´Д`) 下を見ずに渡りました。


そして樹林帯をひたすら登る

 

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登る。

 

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登る。

 

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って、さすがに眺望ないと飽きるし (―ω―;)


さらに、今回15キロ近いザックが、ズンと肩ののしかかる。

(註3)ごめんなさい。少し盛ってました。小屋泊の装備で15キロはありません( ̄▽ ̄;) たぶん7〜8キロですね。その後テン泊装備で北アルプス登った時に洗礼を受けました。


で、あんまり休憩取らずに、途中おにぎり2コを食べたのみで・・・


エネルギー切れ (;´Д`)


ウエストポーチに入っていた、ソイジョイをかじりながら


14:55 千枚小屋到着。

 

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重い荷物(今思えば全然重くないぞ!)を背負って、ひたすら5時間近いの登りは、さすがに堪えました (´Д`;)/ヽァ/ヽァ ← (註4)弱すぎるだろ!


小屋で宿泊の受付を済ませ、とりあえず担ぎ上げたワインでのどを潤します。

(註5)その後、ワインは量の割に度数が低いのでバーボンになりました💦。

 

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本日のお部屋はこんな感じ

 

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山小屋は、基本雑魚寝です。もちろんお風呂なんかありません。汗臭いまんまです。(一応、ボディペーパーでカラダは拭きましたけど・・・)


昨日は、定員100名の小屋に200人入ったとか w(゚o゚)w


ひとつの布団に2人寝るとかって感じ。


恐るべしシルバーウィーク。


本日は、10人ところに7人ぐらい。ちょっとずらして正解でした。


夕食はこんな感じ。お山の中でこんなごはんが食べれるなんて幸せ ,,*"( ^▼^)*,,

 

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段々と夜の闇が近づき

 

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夜8時就寝。 ちょっとハプニングはありましたけど、無事初日の日程をこなしました。


さあ、明日はメインイベントの3000メーター超えの悪沢岳、赤石岳縦走です。


ルートタイムで10時間以上。


気持ちは高ぶります (*^^)v

 

(中編はこちら ↓  )

 

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PEAKS特別編集 南アルプス詳細ルートガイド改訂版 (エイムック 4020)

PEAKS特別編集 南アルプス詳細ルートガイド改訂版 (エイムック 4020)

 

 

南アルプス (ブルーガイド山旅ルートガイド)

南アルプス (ブルーガイド山旅ルートガイド)

 

 

南アルプス・中央アルプス (大きな地図で見やすいガイド)

南アルプス・中央アルプス (大きな地図で見やすいガイド)

 

 

 

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