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住宅ローンを借りるときに考えたこと―金利とタイミング

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前回、住宅ローンは保険だ、資産だと記事を書いたが、その前に住宅ローンを組むとき、よく考えなければならないことがある。

 

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ここからの話は、私の経験上のお話。考え方はいろいろあると思う。さらに、このブログの読者層の想定が40代や50代のサラリーマンとしているので、すでに家やマンション買って返済中(すでに完済!?)の人も多いはず。ただ、もし、これからローン組んで家を買おうとしている人がが読んでくれているなら、参考程度に聞いていただければ幸いです。

 

家は生活の基盤で生きていく上で不可欠なもの

家というのは暮らしの基盤。居住環境が不安定だと、仕事や家庭など生活上さまざまな影響がある。よい人生、よい暮らしを送るために家は重要な役割を持つ。

 

何より、帰れる家があるというのは、ものすごく精神的に安定する。

 

「今日はどこに泊まろう? どこで寝よう?」なんて生活は送りたくないよね。

 

キャンプ道具積んでツーリングしているとき以外は (^_^;)

 

家は別に賃貸でも実家でも、マンションでも一戸建てでも、その人の置かれている環境や考え方で最適なものを選べばいいと思う。

 

例えば、転勤が多い会社に勤めている人は、会社の近くに賃貸マンションなりアパートなりを借りるのが一番合理的だろう。その環境で郊外に一戸建ての家を買うなんて無謀だし、今の時代、郊外の一戸建てなんて簡単に売れないからね。

 

だから、よく賃貸だ、マンションだ、一戸建てだ、一番得なのはどれ? とかの雑誌の記事が定期的に掲載されるけど、こんな比較記事なんて意味がないと思っている。

 

住宅ローンを組むときは金利の水準を判断に

さて、いま家を買おうと考えているなら、思い切って買ってもいいタイミングだと思う(もちろん自己責任でね)。なぜなら金利がものすごく低い。これを逃す手はない。ネット銀行だと0.5%なんていう商品もあるくらいだ。

 

頭金を貯めてからなんて考えて先延ばしにしているうちに、金利が1%でも上がったならば、借りる金額によっては数百万の頭金なんてすぐに吸収されてしまう。

 

自分も家を買うきっかけになったのは、出張中の新幹線のなかで、住宅金融公庫の金利が下がったというニュースが掲示板で流れたのを見たからだ。

 

約20年前は、バブルがはじけて金利がじわじわと下がっていたとき。その時は確か「ゆとり返済」で10年までは固定で2%だったと思う。ただ、11年目からは4%に跳ね上がるから、今思えば結構エグい商品だ。これで返せなくなって家売る人がいたみたい。

 

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「退職金で返せばいい」は止めておくべき

自分が家を買おうと思った決断をした2つめの要因が返済期間だ。30歳の当時、カミさんは専業主婦で幼稚園に通う子どもが一人。

 

あまり貯金はなかった。

 

けど、東京から岐阜の会社に転職して、もう東京に戻ることもないだろうし、子育てするなら一戸建ての家が欲しいねとカミさんと話してた。

 

何より、東京(住んでいたのは横浜)と比べて、もう全然値段が違う。実は横浜でも家を見て歩いていたのだが、20~30坪ぐらいの土地に小さな家が建った建売住宅が5000万~6000万ぐらいした気がする。

 

岐阜は、その倍の広さの土地に家建てても、値段はその半分ぐらい。

 

頭金があまりなくても、自分の収入でも何とか買えそうだと思った。

 

で、考えたんだ。

 

「いま買うとなれば、30年ぐらいのローンになる。返済が終わるのが60歳。定年までにはローンを終わらせたい。あと10年先まで待って、頭金を貯めて返済を短くできればいいが、そこから30年のローンを組めば、定年時の退職金に手をつけることになる。老後資金として退職金には手をつけたくない。それに、家の補修費なども必要だろう。頭金貯めるまでの10年間の家賃だって払わなければならない。」

 

今がタイムリミットだと。


人それぞれだけど、自分は家を買ってよかった

当時、30年間の返済を背負うプレッシャーなんて、あまり考えず、給料は働けばずっともらえるものだと思っていた。

 

会社が倒産したり、病気やケガのリスクなんて、まったく頭になかった。だからこんな博打みたいなこともできたのだろう。

 

実際、住宅ローンを返しながら、子どもを育て、クルマのローンや維持費などを捻出するのは大変だ。

 

おまけに、自分はバイクやスキー、MTBなど金のかかる趣味がある(爆)

 

だから収入を増やそうと、とにかく働いた。転職した会社は設立して2年の小さな会社。これが自分の仕事で売上が伸びれば、同じように収入も増えていったから、なんとか持ち堪えて今がある。

 

家は大きな買い物だし、転職もかなりのチャレンジだ。

 

無難に安全に生きて暮らすこともできる。でも、人生何があるかわからない。いろんな問題は起きるだろうし、それを解決して次に進むしかないのだ。

 

リスクばかり気にしていたらチャンスもやってこないし、逆に背負うものがあれば成功しようという気持ちも起こる。

 

20代は学び

 

30代はチャレンジして

 

40代で結果を出し

 

50代は次世代に引き継ぎ

 

60代は・・・

 

 

 

 

楽して遊びたい(笑)

 

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