住宅ローン・・・
マイホームと引き換えに、30年間の長きにわたり背負い込む借金。
毎月、コツコツ30年間、360回も銀行に利息を乗っけてお金を振込続ける無間地獄。
きゃあああああ~~~~~(>_<)
と、よくよく考えれば、恐ろしい話である。誰も30年間元気に働き、一定の収入がある保章などない。
でも、人間とは、そんな不確定な未来の話など微塵も考えず、ただ、新築のマイホームを手に入れるために、小さな細かい字で書かれた書類をろくに読みもせず何十枚という書類に印鑑を押し続け、大きな買い物をする。
これ、自分の話 (;´Д`)
32歳で3300万円のローンを30年で組んで家を買い、毎月12万の返済を20年間してきたわけだ。我ながらよく頑張った。
ちなみにボーナス返済を途中でやめて均等払いにした。月々の支払は多いけど、ボーナスをまるまる使えるほうが、いろいろな出費や繰上返済に対応できるからだ。
まあ、途中で年俸制になったので、そうしといてよかったけど。
でね。大きな借金があるというのは、メチャメチャ精神的に負担感がある。できれば早く返したいと思う。自分もお金が貯まればその内のいくらかを繰上返済していたのね。
ところが、いろいろとお金のこと勉強して、考えが変わった。
住宅ローンは資産であり、保険である!
つまり、こういうことだ。
5~6年前に、各種保険を見直した。それまで、生命保険にいろいろな特約つけて毎月1万5000円ぐらい支払ってたんだけど、よくよく考えれば、住宅ローンに保険が付いているじゃない。つまり、重い病気(がん)になったり、死んだりしたら、数千万のローンは完済されて家は残る。
最低限、家族が路頭に迷うことはない。
だったら、そんな高額な保険を掛ける必要ないし、医療費だって通常の医療保険で大体カバーできる。高額療養費なんかもあるしね。それに掛け金分、毎月積立投資しておけば、もしもの時はそれを使えば良い。特約なんて、ホント掛け捨てだからね。
だから、繰上返済するのを止めた。
そして、保険も葬式代が出るくらいの100万円の終身と月2000円ぐらいの医療保険を残し、年末調整の控除枠いっぱい使えるぐらいの掛け金にして全部止めた。(← 所得控除は非常に大事。たとえ数千円でも税金やもろもろ違ってくるので、使える枠は使った方がいい)
実は住宅ローンは、非常に金利が安い。自分は途中で借り換えして、さらに1回銀行に交渉してだいぶ金利を下げた。10年固定金利で1.0%を少し切るぐらい。
ふつう、こんな金利でお金借りられないでしょ?
いくら低金利の時代だからって、信販系とかカードローンなんて8%から10数%の利息だからね。
で、保険を見直したり、繰上返済に回してたお金を投資に回して、たとえば年2%ぐらいで運用できればおつりが来る。
もちろん、地方都市なので、あまり期待はできないけど、土地と建物も資産である。持ち家で、住宅ローンが組めて、返済に滞りがなければ、社会的な信用力も高まる。これも立派な資産だ。
そんなふうに考えれば、まあ、家賃払ってるよりいいかなと割り切れる。
支払期間が残り8年切った。あとは健康で何ごともなくゴールできることを願うばかり・・・
でも、やっぱ重いよね~ (T-T)